レビュー
「Galaxy S24」のカメラを試す 生成AIが優秀でコンパクトさが光る:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)
Galaxy Sシリーズの新モデルが登場すると、いつもなら最上位の「Ultra」でカメラレビューしているのだけど、今回はノーマルの無印モデル「Galaxy S24」からスタートすることになった。実にコンパクトでいいGalaxy S24。そのカメラの実力はどうだろうか?
「Expert RAW」では凝った撮影もOK
静止画編の最後は「Expert RAW」だ。
Expert RAWでは「RAW+JPEG」で撮影できる。S24が出力するRAWデータはAdobeが開発した「DNGフォーマット」と、ポピュラーなものだ。
このアプリでは12MPと50MPに加えて24MP(2400万画素)を選べたり、シャッタースピードやISO感度を設定できたりと非常に細かくあれこれ設定して撮れるわけで、「プロ」モードよりちょっとハイレベルな撮影ができる。
ここで注目したいのは「ND」機能。NDフィルター(減光フィルター)をかけたのと同じ効果を得られる機能だ。
強いNDフィルターをかけてシャッタースピード1秒で撮った真っ昼間の(人工の)滝がこちらである。
「ExpertRAW」ならではの機能といっていいだろう。
最後に動画の話。動画は最高で8K(7680×4320ピクセル)/30fpsまで行ける。
クオリティーはどんな感じなのか、8K動画から切り出したカットをどうぞ。7680×4320ピクセルだ。
4Kだと60fps。スーパー手ブレ補正をオンにすると2.8Kサイズ(QHD)になる。
スーパー手ブレ補正を使うと歩きながら録ってもほぼブレない。これは優秀だ。
関連記事
- 「Galaxy S24/S24 Ultra」は何が進化した? Galaxy S23/S23 Ultraとスペックを比較する
Samsung Electronicsが発表したばかりの「Galaxy S24」シリーズ。目玉機能は「Galaxy AI」で、通話時の双方向翻訳や文字起こしなどだが、スペック面では「Galaxy S23」シリーズから何が進化したのか。なお、この記事では日本発売が濃厚なGalaxy S24とS23、Galaxy S24 UltraとS23 Ultraを比較する。【訂正】 - 「Galaxy S24/S24+」発表 通話のリアルタイム翻訳や文字起こしが可能な「Galaxy AI」搭載
Samsung Electronics(サムスン電子)は1月18日、新型スマートフォン「Galaxy S24シリーズ」を発表した。Galaxy AIで通話時の翻訳から文字起こしをサポートしたことが大きな特徴だ。【更新】【訂正】 - 「Galaxy S24」はAIでスマホの使い勝手を刷新 Google/Microsoftとの“等距離外交”も強みに
サムスン電子が新たに発表した「Galaxy S24」シリーズでは、新機軸としてAIを全面的に打ち出している。一連の機能をまとめた「Galaxy AI」は、Googleが下支えをしている。同モデルからは、2大プラットフォーマーとの等距離外交で差別化を図るサムスン電子の戦略も透けて見える。 - 電話翻訳機能がスゴイ。サムスン「Galaxy S24シリーズ」発表――GoogleのAIを採用してPixelを凌駕することはできるのか
Samsung Electronicsが「Galaxy S24シリーズ」を発表した。Googleとの連携でAI機能を推している本シリーズだが、果たしてGoogleが自らリリースしているPixelシリーズを上回ることはできるのだろうか……? - 画面に映るものを「かこって検索」――Android向け「Google検索」に実装 Galaxy S24シリーズとPixel 8/8 Proから
Googleが、Androidスマートフォン向けの「Google検索」に新機能「かこって検索(Circle to Search)」が実装される。1月31日からPixel 8シリーズとGalaxy S24シリーズで利用できるようになるという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.