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能登半島でドコモ/au/楽天モバイルのモバイル通信サービスが3月21日までに復旧(立ち入り困難箇所を除く)
1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」を受けて、石川県の一部でモバイル通信サービスが使えない状況が続いていたが、ドコモ、KDDI、楽天モバイルの3社が3月21日までに応急復旧を完了し、震災前のエリアカバーに戻った。ただし、土砂崩れなどで立ち入りが困難な箇所については復旧作業に着手できていない。
NTTドコモ、KDDI(au/UQ mobile/povo)、楽天モバイルは、令和6年能登半島地震の影響で継続していた石川県の一部地域におけるモバイル通信サービスの障害について、3月21日までに立ち入り困難区域以外(後述)以外のエリア復旧が完了したことを明らかにした。ただし、本復旧ではない基地局もあるため、カバーエリアが通常よりも狭い、あるいは通信速度が通常よりも遅くなる場合もある。
なお、ソフトバンクは2月27日付で同地震の被災地における応急復旧を完了している。
復旧未完了箇所
以下のエリアについては、土砂崩れなどによる立ち入り困難により復旧工事が行われていない。
- ドコモ/KDDI/楽天モバイル
- 石川県輪島市海士町(舳倉島地区)
- KDDI/楽天モバイル
- 珠洲市宝達町大町泥木の一部
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