Appleの開発者向けイベント「WWDC24」、6月5日から開催 最新OSだけでなく生成AIの発表もあるか
米Appleが、2024年6月10日から14日まで(米国太平洋時間)、世界開発者会議「WWDC24」をオンラインで開催する。WWDC24では、最新のiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSについて発表する。生成AIに関する発表も期待される。
米Appleが、2024年6月10日から14日まで(米国太平洋時間)、世界開発者会議「WWDC24」をオンラインで開催する。日本時間では6月11日から15日まで。参加費は無料。
WWDC24では、最新のiOS、iPadOS、macOS、watchOS、tvOS、visionOSについて発表する。
2024年はビデオセッションの他、Appleのデザイナーやエンジニアと交流する機会、世界中の開発者コミュニティーとつながる機会も用意する。
さらに、開発者は6月10日にApple Parkで対面形式で実施されるイベントに申し込める。このイベントでは基調講演を視聴したり、Appleのチームメンバーに会ったり、特別なアクティビティーに参加したりできる。参加申し込みは4月3日23時59分まで受け付けている。
Appleは現時点でこれ以上の情報を出していないが、WWDC24では生成AIに関する戦略を発表する可能性もある。ロイターの報道によると、Appleのティム・クックCEOが2月28日の株主総会で、AIに関する戦略を年内に公表する方針を示したという。生成AIを活用したサービスとして、Googleが「Gemini」、Microsoftが「Copilot」を提供しており、Appleがこの分野でどのような打ち手を講じるのか注目される。
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