「Wear OS 5」の新機能予告 消費電力は最大20%削減
Googleは、次期スマートウォッチOS「Wear OS 5」の開発者プレビューをリリースした。マラソンのトラッキングでは消費電力が最大20%少なくなるとしている。ウォッチフェイスも改善される。
米Googleは5月15日(現地時間)、「Google I/O 2024」で次期スマートウォッチOS「Wear OS 5」の開発者プレビュー版をリリースしたと発表した。
Wear OS 4と比較して性能が向上し、ワークアウトのトラッキングがより効率的になる。例えばマラソンの場合、消費電力が最大20%少なくなるという。
健康データを収集・管理するためのAPI「Health Services」のアップデートで、フィットネスアプリで歩幅や垂直振動など、より多様なデータを検出できるようになる。
ウォッチフェイスも改善される。例えば天気の表示では、現在の天気だけでなく、数時間、数日先の予測も表示するようになる。
スマートウォッチにBluetoothヘッドフォンなどを接続していない状態でオーディオ再生しようとすると、出力先を選択する画面が表示されるようになる。この画面で接続しているスマートフォンやスピーカーで再生できる。
Googleによると、Wear OSのユーザーベースは2023年に40%増加し、現在160以上の国と地域で使われているという。Wear OSはGoogleのPixel Watchだけでなく、Samsunt、OnePlus、OPPO、Xiaomiなどのブランドが採用している。
Wear OS 5は韓国Samsung Electronicsが7月に発売するとみられる「Galaxy Watch 7」(仮)にまず搭載され、Android 15搭載の次期ハイエンドPixelと同時期に発売されるとみられる「Pixel Watch 3」(仮)に搭載されるだろう。
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