Google、子ども向けスマートウォッチ「Fitbit Ace LTE」を230ドルで発売へ
Googleは、Fitbitブランドの子ども向けスマートウォッチ「Fitbit Ace LTE」を発表した。米国で230ドルで発売する。運動するほど長く遊べる3Dゲームを搭載する。
米Googleは5月29日(現地時間)、久しぶりにFitbitブランドのスマートウォッチを発表した。「Fitbit Ace LTE」は、「子供たちがよりアクティブで自立した生活を安全に送れるようにサポートする」スマートウォッチで、まずは米国のGoogle Storeで予約を開始した。価格は229ドル95セント。米国以外での発売予定はまだ不明だ。
モデル名に「LTE」とあるように、単体でネットに接続できる。機能をフルに利用するには、月額9.99ドル(年額119.99ドル)のサブスクリプション「Fitbit Ace Pass」への加入が必要だ。
FitbitのAceブランドは、2018年発売のフィットネスバンドから子ども向けのものだった。Fitbit Ace LTEは、フィットネスバンドではなく「Fitbit Versa」のようなスマートウォッチだ。
対象年齢は7歳以上で、運動したくなるようなモーションコントロールによるゲーム機能を搭載。保護者向けの位置情報共有やメッセージ機能もある。
搭載されているゲームはいずれも、体を動かすほどプレイ時間が長くなり、アクティビティの成果をチケットとして獲得し、それを使ってアーケードで買い物ができる。ただし、運動しすぎないように上限に達すると報酬が得られなくなる。
位置情報は保護者のスマートフォン上のアプリ経由でのみ共有され、位置情報データは1日で自動的に消える。アクティビティデータも最長35日しか保存できない。また、Fitbit Ace LTEでは友達を追加できるが、そのためには逐一保護者の承認が必要だ。
主な仕様は、ディスプレイは333ppiの有機ELで、Gorilla Glass 3。4G LTE内蔵で、通話とメッセージが可能。Wi-FiとBluetoothもサポートする。近日中にNFCも利用可能になる。バッテリー持続時間は16時間以上(バッテリーは328mAh)となっている。素材は、本体はプラスチック、ステンレス、ガラスで、付属バンドはポリエステルだ。本体サイズは41.04×44.89mm、重さ(本体のみ)は28.03g。OSについての公式発表はないが、複数の米メディアが「Wear OS」だと報じている。
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