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“完全ワイヤレスイヤフォン”を外出先で使わなくなった理由(2/2 ページ)

最近、完全ワイヤレスイヤフォンを外へ持ち出さなくなった。いつも使っている製品が耳の形に合わないからだ。そこで選んだのが……

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コスパのよさでソニーの「WI-C100」を選ぶ

 この他にも、ネックバンド型のワイヤレスイヤフォンを選ぶ決め手になったことがある。それはコストパフォーマンスだ。例えば、ソニーの「WI-C100」という型番の製品は10分の充電で1時間程度使用でき、最大25時間再生できる。さらに、圧縮音源の高音域をクリアに再現できる「DSEE」という技術や、音の定位を再現する「360 Reality Audio」という技術に対応しつつも、税込み5000円を切る価格となっている。

 完全ワイヤレスイヤフォンで機能性や音質を求めると、最低でも数万円はする。だからといってネックバンド型のワイヤレスイヤフォンが必ずお得だとは断言できないが、耳から落ちないことや低価格でも長時間の電池持ちをうたうイヤフォンを探しているなら、自分はWI-C100をおすすめしたい。

AirPods イヤフォン
ソニーの技術を盛り込みつつも、5000円を切る価格を実現した、ネックバンド型のワイヤレスイヤフォン「WI-C100」

 WI-C100を実際に使っているが、いまのところ大きな不満はない。「AirPods Pro」「WF1000」「BOSE」などに比べると、音の解像感や音場の再現性は劣ってしまうが、WI-C100は低音域から高音域にかけてクリアな音質で、極端に低音域が聞こえるなどの偏りもない。外でほとんど真剣に音楽を聴かないため、落ちづらく聞こえればよい、という考えならこれを選んで間違いなし。

 WI-C100 に1点だけ注文をつけるとすれば、イヤフォンにマグネットを付けてほしいことくらい。落ちづらさを求めて買ったはいいが、左右のイヤフォンをマグネットで固定できないため、かがんだり体勢を変えたりすると、服から滑り落ちてしまいそうになる。すぐに落ちることはないので、シビアに考えなくてもよいだろうが、もう一工夫ほしいところ。

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