新折りたたみスマホ「motorola razr 50/50 ultra」発表 外側ディスプレイ大型化でAIにも対応 日本でも発売予定(2/2 ページ)
モトローラは6月25日(現地時間)、米ニューヨーク州でフォルダブルスマホの最新モデル「motorola razr 50」「motorola razr 50 ultra」を発表した。共通点として、外側ディスプレイの強化や処理能力向上、AIへの対応などが特徴になる。モトローラによると、時期は未定ながら日本での発売も予定しているという。
「moto ai」に対応予定、通知や会話の要約なども利用可能に
発表会では、今後razr 50、razr 50 ultraに搭載される「moto ai」もお披露目された。モトローラのプロダクトマーケティングでエグゼクティブディレクターを務めるニコール・ハーゲン氏によると、moto aiが搭載されるのは「今後数カ月の間」になるという。
moto aiは、コンテクスト(文脈)を理解したり、パーソナライズできたりといった特徴がある。例えば、通知から得られた情報を要約し、アプリを横断して1日の予定をまとめるといった形で利用できるという。また、会話を録音し、その要約を画面上に表示する「pay attention」という機能も提供される。テキストで質問を加えることで、より詳細な回答を得ることも可能になるという。
生成AIによって壁紙用のイラストを作成する機能にも対応する。なお、生成AIで着ている服の色や模様に合わせた壁紙を作成したり、入力したフレーズに合わせた壁紙を作成したりする機能は、razr 50、razr 50 ultraのどちらにも搭載されていた。
さらに、モトローラはGoogleのGeminiをアシスタントアプリとしてプリインストールするという。Geminiは、電源キーの長押しで起動する。現状では、既存のスマホに対して徐々にアップデートがかかっており、GeminiとGoogleアシスタントを選択できるようになっているが、モトローラの2機種ではアクティベーション直後からGeminiが利用可能になるという。
もちろん、Geminiは外部ディスプレイにも対応しており、閉じたままでもAIにさまざまな質問を尋ねることが可能。回答も、外部ディスプレイに表示される。Googleとの取り組みでは、端末を購入したユーザーに対し、Gemini Advancedが3カ月間無料で提供される。これは、Google Oneのプレミアムプランを提供する形で、オンラインストレージの容量も2TBにアップグレードされるという。
(取材協力:モトローラ・モビリティ・ジャパン)
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