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「Xiaomi 14 Ultra」のクアッドカメラはどこがスゴい? 細かすぎるこだわりで「最強のコンパクトデジカメ」に:荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(3/4 ページ)
グローバルイベントで発表されたときからずっと気になっていた「Xiaomi 14 Ultra」。とうとう日本でも発売されたので、そのデキはどうなのか試してみよう。
凝ったポートレートモードがスゴい
次にすごいのがポートレートモード。これがめちゃ凝っているのだ。
ポートレートモードにすると、選べるレンズがいきなり23mm/35mm/50mm/75mmの4択になる。
広角レンズの23mmと3.2x望遠レンズの75mmは分かるが、その間が35mmと50mmなのだ。これ、(ライカに限らず)カメラのポピュラーな焦点距離なのである。それを摸してきたのだ。
そしてイメージプロファイルが「Leicaポートレート」と「マスターポートレート」の2つになった。
例によって、撮り比べたものを並べてみた。肌の階調をみると、Leicaポートレートの方が、Leicaオーセンティックに近い感じだ。
続いて、75mmのポートレートでビューティー機能をかけたもの。肌がより滑らかになっている。
人以外も撮ってみようということで招きネコ群でLeicaポートレート。手前から2番目の猫にフォーカスを合わせて50mmで撮ってみた。コントラストがいい感じに出ててスマホカメラで撮ったとは思えない味がある。これはすごい。
さらに「マスターレンズシステム」と称して、テーマ別にボケ具合をコントロールしたセットも用意されている。35mmは「ドキュメンタリー」、50mmは「渦巻きボケ」、75mmは「ポートレート」、90mmは「ソフトフォーカス」という4パターンだ。渦巻ボケは聞き慣れないけど「Swirly bokeh」で、日本では一般的に「ぐるぐるボケ」と呼ばれている。
50mm渦巻きボケ……それほどボケがぐるぐるしてないけど、大きなボケを楽しめる50mm。ライカには50mm ノクチルクスというF0.95のレンズがあるので、F0.95の大きなボケをシミュレートしている
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