「スマホとセットでお得な固定回線」を真剣に検討して「SoftBank 光」に決めた理由:スマホ料金プランの選び方(1/2 ページ)
大手3社はもちろん、格安SIMにも固定回線とのセット割があるキャリアがあります。スマホと固定回線のセット割は鉄板の節約技です。筆者も直近で固定回線の契約を予定していることから、スマートフォンとセットでお得な固定回線を調べてみました。
スマホはもちろん、自宅で光回線やホームルーターなどの固定回線を契約している人も多いでしょう。大手3社はもちろん、格安SIMにも固定回線とのセット割があるキャリアがあります。スマホと固定回線のセット割は鉄板の節約技です。筆者も直近で固定回線の契約を予定していることから、スマートフォンとセットでお得な固定回線を調べてみました。※料金は全て税込み。
主要な格安SIMと固定回線のセット割
まずは楽天モバイルと主要な格安SIM(3キャリアのオンライン専用ブランド、サブブランド、契約者数の多いMVNO)のセット割の有無をまとめてみました。
主要格安SIMのセット割。主なキャリアではY!mobile、UQ mobile、IIJmio、mineo、NUROモバイルなどにセット割がある。ahamoにセット割はないが、ahamo契約者は料金が安いahamo光に申し込める
Y!mobileにはSoftBank 光/SoftBank Airとのセット割「おうち割 光セット(A)」があります。割引額はシンプル2のプランSなら月1100円、プランM/Lなら月1650円で、最大10回線までなら家族全員が割引されるのが特徴です。
同じくUQ mobileにも「自宅セット割」があり、auひかりやホームルーターなどとのセット契約で家族全員が割引されます。Y!mobileとUQ mobileは固定回線とのセット割なしだと料金が割高なので、「セット割がお得」というより「セット割なしだと損」といった方がいいかもしれません。
IIJmioはIIJmioひかりとのセット割「mio割」で月660円、mineoはeo光ネット(関西地区と福井県限定)とのセット割で月330円割引されます。割引は1回線のみですが、もともとの料金が安いのでお得です。NUROモバイルはNURO 光とのセット割で、契約翌月から12カ月間1100円が割引されます。
筆者にお得な固定回線を考えてみた
筆者は結婚に伴う引っ越しを機に固定回線の契約を見直し、どの固定回線がお得かを考えました。ちなみに、筆者はスマホの料金については詳しい方だと自負していますが、固定回線については一般レベルの知識しかありません。
スマホの回線は職業柄たくさん契約しており、5月末時点に契約していた回線は以下の通りです。
- 楽天モバイル
- ahamo
- povo2.0(2回線)
- LINEMO
- Y!mobile(シンプルS×2回線)
- UQ mobile(くりこしプラン+5G プランS)
- IIJmio(2回線)
- mineo(3回線)
- OCN モバイル ONE
- 日本通信
- トーンモバイル
- HISモバイル
このうち、固定回線とのセット割があるのはY!mobile、UQ mobile、IIJmio、mineo、OCN モバイル ONEです。ただし、mineoとのセット割があるeo光ネットは関西地区限定なので申し込み不可、OCN モバイル ONEは500MB/月コースを契約中なのでセット割対象外です。これに楽天モバイルを固定回線化して使う方法と料金の安いahamo光を加えて、最適な方法を検証しました。
結論:SoftBank 光が最適と判断
結論から言うと、料金やサービス内容などを総合的に判断した結果、最終的にはSoftBank 光に決めました。月額料金は比較的安く、過去に一度契約したことがあるので仕組みが分かっているという安心感があります。Y!mobileは旧プランのシンプルSを2回線契約しており、おうち割 光セット(A)を適用すれば月1188円×2回線割引されます。セット割適用には月額550円のオプションの加入が必須なので実質の割引額は1826円ですが、2年使用時の合計金額も低く、最終的にSoftBank 光に決めました。
一人暮らしなら楽天モバイルの固定回線化がオススメ
なお、当初は楽天モバイルを固定回線化する方法と悩んでいました。通信速度はSoftBank 光に及びませんが、筆者も妻もヘビーな使い方はしないので20〜30Mbps程度出れば十分です。ルーターさえ準備すれば初期費用が無料で面倒な工事も必要なく、最低利用期間なしでいつでも解約できるのも魅力です。
筆者は仕事の都合上、Y!mobileを2回線契約中なのでSoftBank 光にしましたが、一人暮らしの人やライトユーザーなら、固定回線を引くより楽天モバイルを固定回線化するのが簡単でオススメです。楽天モバイルを固定回線化するメリットや方法はこちらの記事にまとめています。
分かりやすく、好感が持てたIIJmioひかり
検討する中で魅力に感じたのがIIJmioひかりです。最大のメリットは最低利用期間の自動更新がなく、2年経過後はいつ解約しても違約金がかからない点です。SoftBank 光をはじめとした多くの固定回線は2年/3年/5年の自動更新で、契約更新月以外に解約すると料金1カ月分程度の違約金がかかります。以前よりも違約金は安くなったとはいえ、契約年数にかかわらず解約タイミングと契約更新月が偶然合わない限り違約金が発生するのは大きなストレスです。
また、IIJmioひかりは公式サイトでの料金試算や工事費の説明が分かりやすく、非常に好感が持てました。セット割による料金割引は月660円×1回線のみですが、もとの料金が安いのでトータルでは安く抑えられます。
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