「スマホとセットでお得な固定回線」を真剣に検討して「SoftBank 光」に決めた理由:スマホ料金プランの選び方(2/2 ページ)
大手3社はもちろん、格安SIMにも固定回線とのセット割があるキャリアがあります。スマホと固定回線のセット割は鉄板の節約技です。筆者も直近で固定回線の契約を予定していることから、スマートフォンとセットでお得な固定回線を調べてみました。
UQ mobileは仕組みが難解で断念
逆に、仕組みが難解に感じたのはUQ mobileの自宅セット割です。対象の固定回線サービスが驚くほど多数あり、どれを選べばよいのか分かりません。何となくauひかりかな? と思っていましたが、引っ越し先の建物名で検索してみると、auではなくJ:COMとの契約になるとのこと。
さらに、自宅セット割の解説ページでは固定回線だけでなく電話の契約も必要と記載されていましたが、J:COMのページにそのような記載はなく、公式サイトを見ただけでは何が何だか分かりません。
J:COM公式サイトは税込金額より税別金額のフォントが大きく、月額料金も6カ月間のキャンペーン料金ばかりが目立つようになっており、消費者としていい印象を受けませんでした。自宅セット割自体の割引額も大きくないので、UQ mobileのセット割は検討から外しました。
料金が最も安いSoftBank Airを契約しなかった理由
なお、2年間の総支払額を比較するとSoftBank Airが圧倒的に安いです。通常の月額料金は5368円ですが、「SoftBank Air みんなおトク割」により契約から2年間は毎月2398円割引されて月額2970円で使えるため、2年間の総支払額は安くなります。
しかし、3年目以降は割引がなくなるため、月額料金は光回線よりも高い5368円になってしまいます。筆者は転居先には5〜6年は住むつもりなので、トータルで見れば損になりそうです。
【訂正:2024年7月10日15時5分 初出時、SoftBank Airに解約金が発生する旨の記述がありましたが、現行プランでは解約金は発生しません。おわびして訂正いたします。該当箇所を削除いたしました。】
また、筆者は以前にSoftBank Airを契約していた際は速度面でも不満がありました。当時は毎月速度を測定していたのですが、夕方17時頃から毎日速度制限がかっていたようで、最も遅い時間では最大6Mbps程度しか出ませんでした。
筆者は動画視聴やゲームはしないため6Mbpsでもあまり影響はありませんでしたが、今後は2人で使うと考えると物足りません。当時使っていたAirターミナル4は5G非対応だったのに対し、現在のAirターミナル5は5G対応なので速度は向上する可能性はあるものの、万が一同じように速度が制限されたらと思うと不安です。結局、総合的にSoftBank Airはスコープ外としました。
筆者は過去にSoftBank Airの速度を毎月測定していたが、毎日17時頃から速度が制限されているようで、深夜には6Mbps前後しか出ない時間もあった。現在は5Gも使えるので改善しているかもしれないが、速度面も不安がある
固定回線を契約する際の注意点
今回は筆者の環境を例に、スマホと固定回線のお得な組み合わせを考えました。多くのスマホキャリアは家族で契約すると割引や便利なサービスが使えるため、契約キャリアがバラバラの場合は統一した方がお得です。
また、スマホと光回線もセットにするのも鉄則ですが、1人暮らしの場合は、楽天モバイルなどのスマホ向けサービスを固定回線化したり、固定回線なしでスマホからテザリングしたりした方がお得な場合もあります。筆者はSoftBank 光を選びましたが、自身や家族の契約状況によりお得な組み合わせを見つけましょう。
また、固定回線の利用期間が短い場合は最低利用期間や違約金にも気を付けましょう。固定回線サービスの多くは2年/3年/5年などの最低利用期間が設定されており、契約更新月以外に解約すると違約金がかかります。ただし、今回紹介したIIJmioひかりのように最低利用期間の自動更新がない場合もあるので、料金以外の仕組みもしっかり確認して選んでくださいね。
著者プロフィール
シムラボ
「シムラボ」は、スマホ料金や端末に関するお役立ち情報を発信する個人サイトです。Y!mobileに乗り換えたことをきっかけに格安SIMのよさに気付き、今では主要な格安SIMは全て契約してレビューしています。モットーは「自分に合うものを、より安く」。
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