ジャックスが「Apple Pay」の再設定を要請 Mastercard会員にセキュリティ向上のため
ジャックスが、Mastercardブランドのクレジットカード会員に対して「Apple Pay」の再設定を要請した。セキュリティ向上のためで、対象となる会員には事前に通知が来る。なお、対象カードの情報を再設定をしない場合、9月10日〜13日の間に自動的にウォレットアプリによって無効化される。
ジャックスは9月2日、同社が発行するMastercardブランドのクレジットカード会員に対して、「Apple Pay」の再設定を行うように告知した。セキュリティの向上が目的で、再設定をしない場合は9月10日〜9月13日の間に「ウォレット」アプリからカード情報が自動的に削除(利用できないように設定)される。
なお、本措置はVisa/JCBブランドのカード会員は対象外となる。
再設定の方法
Apple Payの再設定が必要なカード会員には、インターコムクラブ(会員用Webサイト)に登録したメールアドレスまたは携帯電話番号宛に通知が届く(登録していない場合は案内書が郵送される)。
再設定は、ウォレットアプリから当該カードの情報を削除した上で、再度登録し直せばよい。再登録時には、SMSまたは電話(オペレーター宛)による認証手続きが必要となる。なお、再設定後は≪ウォレットアプリに表示される券面のデザインが変わることもある。
9月30日までに再設定を行うとJデポを進呈
Apple Payの再設定が必要なカード会員については、9月30日までに再設定を行うと請求代金値引きサービス「Jデポ」が500円分贈呈される。
ただし、Jデポの贈呈は1回限りで、再設定対象のカード(家族カードを含む)を複数枚持っている場合は設定しているカードのうち1枚に付与される(会員側では選べない)。
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