三つ折りスマホ「HUAWEI Mate XT」発表 市販製品としては世界初 約40万円で9月20日に発売
中国Huaweiは9月10日(現地時間)、三つ折りスマートフォン「HUAWEI Mate XT」を発表した。9月20日に発売する。価格はメモリとストレージが16GB/256GBのモデルで1万9999元(約40万円)となっている。
中国Huaweiは9月10日(現地時間)、三つ折りスマートフォン「HUAWEI Mate XT」を発表した。9月20日に発売する。価格はメモリとストレージが16GB/256GBのモデルで1万9999元(約40万円)となっている。
中国Transsion(トランシオン)が展開するTecno(テクノ)も8月28日に三つ折りスマートフォンのコンセプトモデルを発表したばかりだが、Huaweiによると、9月10日時点でHUAWEI Mate XTが世界初の市販の三つ折りスマートフォンとなる。
HUAWEI Mate XTのディスプレイは3つの使い方ができる。完全に閉じた状態で1画面を利用する場合はスマートフォンに近い6.4型、完全に開かずに2つの画面を利用したい場合は7.9型、完全に開いた状態で3つの画面を利用し、より多くのタスクをこなす場合は10.2型(アスペクト比は16:11)の大きさとなる。
すでに市場に出回っている二つ折りのスマートフォン「Google Pixel 9 Pro Fold」「Galaxy Z Fold6」は、外側のカバーディスプレイが1画面のスマホに近く、開いた状態で利用できるインナーディスプレイが7〜8型のミニタブレットに近いが、三つ折りのHUAWEI Mate XTではより大きな画面サイズにできるところがポイントだ。開いたときに左側の1画面が外を向く構造も、既存の二つ折りスマートフォンとの違いだ。
HUAWEI Mate XTのディスプレイは、内側と外側のどちらにも曲げても強度を保てるように設計されている。基本構造の大部分を支えるヒンジは、26個の精密カムや高強度金属を使った「Tiangongヒンジシステム」を採用。外折りヒンジは可動スペースを大幅に削減でき、内折りヒンジは厚みを極力抑えたものだという。
OSは「HarmonyOS 4.2」をプリインストール。メモリは16GBで、ストレージは256GB、512GB、1TBの3種類を用意する。プロセッサについては公表していない。
リアカメラは、5000万画素でF1.4〜F4.0の可変絞りが可能なカメラ、1200万画素でF2.2の超広角カメラ、1200万画素でペリスコープ型のレンズを採用した望遠カメラのトリプル構成だ。望遠時は5.5倍の光学ズームと、50倍デジタルズームに対応する。利用できる撮影モードには、マクロや夜景などがあり、ウォーターマークも付加できる。フロントカメラは、800万画素でF2.2の単眼だ。
バッテリーの容量は5600mAhで、取り外せない構造となっている。有線で充電する場合は「66W Huawei 超高速充電器」を利用できる。最大50Wのワイヤレス充電と、7.5Wのワイヤレス給電も可能だ。
この他、携帯電話の基地局から電波が届かない場所でも、通信衛星「天通」を介してメッセージや位置情報を送受信できる「衛星通信」機能も利用できる。
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