ドコモ、「dアカウント設定」アプリによる2段階認証を11月20日に終了
NTTドコモは、「dアカウント設定」アプリによる2段階認証を2024年11月20日に終了する。dアカウントでは、ログイン時のセキュリティコード入力を簡略化するため、dアカウント設定アプリの操作による2段階認証を提供している。11月20日以降、dアカウントの2段階認証で「アプリ操作」の設定ができなくなり、セキュリティコードのみを利用する。
NTTドコモは、「dアカウント設定」アプリによる2段階認証を2024年11月20日に終了する。
これまで、dアカウントでは、ログイン時のセキュリティコード入力を簡略化するため、dアカウント設定アプリの操作による2段階認証を提供してきた。ただ、近年はブラウザからセキュリティコードの自動入力が可能になりつつあり、認証の方法を統一するためにアプリ操作による2段階認証を終了する。
11月20日以降、dアカウントの2段階認証で「アプリ操作」の設定ができなくなり、11月28日以降、セキュリティコード入力による2段階認証に順次切り替わる。既にアプリ操作を設定している場合、11月28日まではアプリによる2段階認証を利用できる。セキュリティコードの送付先は、契約回線や連絡先電話番号、または連絡先メールアドレス。ユーザーによる切り替え操作は不要だ。
なお、ドコモ回線を契約していないユーザーで、dアカウントの連絡先電話番号やメールアドレスが、回線やサービスの解約などで利用できない場合、設定切り替え後にセキュリティコードを受け取れず、ログインできなくなる場合があるという。ドコモは、11月27日までにdアカウントメニューにて、連絡先の電話番号やメールアドレスが最新の状態になっているかを確認するよう呼びかけている。
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