日本メーカーのスマホの生き残る道 鍵は「海外販売」?:Mobile Weekly Top10
シャープとFCNTが相次いで新しいスマートフォンの発表会を行いました。両社共に現在は海外企業の傘下にありますが、そのルーツは間違いなく“日本”にあります。
ITmedia MobileWeekly Access Top10
2024年10月31日〜11月6日ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2024年10月31日から11月6日までの7日間について集計し、まとめました。
今回のアクセス数の1位は「au PAY」と「Ponta」のキャンペーンに関する記事、2位はau PAYを含むスマートフォン決済のキャンペーンに関する記事、そして3位はIIJmioにおけるスマホ本体のセールを紹介した記事でした。物価高が進んでいるせいか、決済に関するキャンペーンやスマホをおトクに買うための記事は非常に注目されます。
そんな中、4位に入ったのはシャープとFCNTの新機種から見える「日本のメーカーの生き残り戦略」の考察記事です。
くしくも、この記事で取り上げられた2社は現在は外資企業の傘下にあります。シャープは台湾の鴻海精密工業(ホンハイ)が筆頭株主で、FCNTは中国のLenovoが全額出資をして設立された新社が携帯電話端末事業を引き継いでいます。故に中には「純粋な日本企業じゃない」という人もいます。
しかし、外資の傘下に収まったことで海外事業に打って出やすくなったという点は大きなメリットだと思います。シャープが新しく発表した「AQUOS R9 pro」「AQUOS sense9」は既に海外での展開も決まっていますし、FCNTも親会社のLenovoが「らくらくスマートフォン」に興味を示しているとのことなので、そのうち何らかの機種が海外販売されるのかもしれません。
外資傘下ではあるものの、両社は共にルーツは日本にあります。日本で研究/開発するからこそ打ち出せる“日本ならでは”のスマートフォンを世に送り出し続けてほしいなと思います。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
au PAYとPontaのキャンペーンまとめ【11月3日最新版】 ローソンで買い物をしないと損! 最大1万ポイント還元も
11月が始まり、さまざまなキャンペーンが更新されている。KDDIなどが実施している、au PAYやPontaでのポイント還元施策やキャンペーンをまとめた。
あなたの街の「スマホ決済」キャンペーンまとめ【11月版】〜PayPay、d払い、au PAY、楽天ペイ
スマホ決済アプリには"ご当地限定"のキャンペーンがある。この記事では、「PayPay」「d払い」「au PAY」「楽天ペイ」が2024年11月に実施する地域限定のキャンペーンをまとめた。
IIJmioの「スマホ大特価セール」に「iPhone 12 Pro」「Xiaomi 14 Ultra」など追加
IIJは、「トクトクキャンペーン【スマホ大特価セール】」を2025年2月3日まで期間を延長。一部機種は終了し、新たに「moto g64 5G」「arrows We2 M07」「iPhone 12 Pro」などが対象となる。
「AQUOS R9 pro」と「らくらくスマートフォン」 真逆の新機種から見える、日本メーカーの“生き残り戦略”
シャープとFCNTが、相次いで秋冬商戦向けの新たなスマートフォンを発表した。ハイエンドモデルでカメラ性能を突き詰めたAQUOS R9 proと、シニア世代でも簡単に使えるらくらくスマートフォンは、ターゲット層が真逆のようにも思える。一方で、特定の機能や市場にきちんと照準を合わせ、パーツレベルからスクラッチで作り込むモノ作りの姿勢は両社で共通している。
携帯電話番号って「3桁+4桁+4桁」だと思っていました? 実は違うかもしれません
携帯電話番号って「3桁+4桁+4桁」で案内されたり表示されたりしますよね。実は厳密に見ると「3桁+3桁+5桁」だって知ってました……?

