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価格と性能のバランスがいい「Xiaomi 14T Pro」 10万円台前半でもいい感じの「ライカカメラ」を楽しめる荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

「Xiaomi 14 Ultra」のライカ無双っぷりがまだ冷めやらぬ中、2024年秋モデルとしてライカカメラを備えるハイエンドモデル「Xiaomi 14T Pro」が日本でも発売される。画質はもちろんXiaomi 14 Ultraが上だが、ハイエンド機としてちょうどいい感じの撮り心地なのだ。

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ガスタンクはどんな感じ?

 では、いつものガスタンクで順番に撮っていこう。どれも、Leica オーセンティックで撮影している。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
超広角でいつものガスタンク。ちょっと雲が多かったのでキリッとしてないけどご容赦を。周辺のゆがみもきれいに補正されている
Xiaomi 14T Proカメラレビュー
メインカメラ(広角カメラ)でいつものガスタンク。Leicaオーセンティックなので色を乗せすぎない感じがいい

 で、2xと2.6の微妙な差をどうぞ。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
2x(48mm)でガスタンク。メインカメラを使っているのでレンズはF1.6だ
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2.6x(60mm)でガスタンク。ここから望遠カメラに切り替わる。レンズがF2.0になっているので分かる

 2xの方は広角カメラなのでF1.6、2.6xの方は望遠カメラなのでF2.0。両方を拡大して見ると、微妙に2.6xの方がディテールはしっかりしているかな。まあ微妙だ。どっちか困ったら、2.6xにしちゃっていいかもしれない。

 ただし、2.6xは撮影最短距離が長めなので、料理など近距離のものを撮るときは、自動的に広角カメラの2.6xデジタルズームになっちゃう。そこは要注意かな。

 でも、メインカメラ(広角カメラ)のデジタルズームで撮った60mm相当も意外に悪くないので。気にしないというのも手だ。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
これは60mmで撮りたい、と思って撮ったら距離が近すぎて、メインカメラの2.6xズームになってしまった例(F値が1.6となっているので分かる)

 最後は5x(120mm相当)で撮ってみよう。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
60mmカメラの2xなので120mm。望遠カメラを約5000万画素にしたことによるハイクオリティーだ

 ちなみに、Leica バイブラントで撮るとこんな感じになる。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
23mmでLeicaバイブラントで撮ったガスタンク。全体に色が濃いめにのっててぱっと見た感じ鮮やかだ

 画質について細かい事いえば、Xiaomi 14 Ultraの方が上かな(当たり前かもしれないけれど)。特に、階調表現はあっちの方がよかったなと思う(ただし、2台並べて撮り比べたわけじゃないので個人の印象です)。でも、日常の利用ならXiaomi 14T Proで十分でしょう。

他の作例も撮ってみよう

 他の写真もいっときます。ほんのりと外光がはいっているお店で料理を。Leica バイブラントとLeica オーセンティックで撮り比べ。どっちがおいしそう?

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
Leica バイブラント
Xiaomi 14T Proカメラレビュー
Leica オーセンティック

 次は、超広角で明暗差が激しい構図に挑戦。けっこういい感じに撮れた。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
Leica オーセンティックで超広角で小田急百貨店がない新宿西口。HDRが効いているのだけど不自然さはあまりなくていい感じ

 次は23mmで透明なアクリルボールで寝ている猫を下から。猫は液体なのかもしれない。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
Leica オーセンティックで。透明ってのがミソ。猫は器の形に沿って眠るのがよく分かる

 続いて46mm。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
2xの46mmって遠近が強く出すぎなくてスナップ撮影に重宝するのだ(Leica オーセンティックで)

 偉いのが、被写体が止まっているか動いているかでシャッタースピードが変わること。常にうまくいくわけじゃないけど、室内でプラレールであれこれ試してみると、静止していると見なされたときは1/100秒だったのに、動いていると判断されたら1/412秒に上がった。

 これ、動いているペットを撮るときに重宝するのだ。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
プラレールを走らせていたら猫に襲われたの図。室内だったけどシャッタースピードが上がった1/412秒になった(Leica オーセンティックで)

 続いて60mm。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
ちょっと望遠で撮りたいときに60mmは便利(Leica オーセンティックで)

 そして夜。自動夜景モードをオンにしていると、暗所では夜景モードに切り替わるのだけど……かなり暗くならないと夜景モードにならないレベルで秀逸。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
夜の公園。ISO6400まで上がっているのに、すごくいい感じにきれいだ(Leica バイブラントで)

 これなんか、街灯がほんのり当たっているくらいの暗い場所(右手のお店は閉店後なので照明もない)で、ISO感度もぐんと上がっているのに、写りはしっかりしている。

Xiaomi 14T Proカメラレビュー
タイ料理のお店の店頭に置かれていた人形。背景をぎゅっと黒く締めたいときはオーセンティックの方が良さげ(Leica オーセンティックで)

 夜にも強いってのはダテじゃなかった

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