「Nintendo Music」で任天堂のゲーム音楽を聴いてみた 作業用BGMに最適、ネタバレ防止機能も面白い
任天堂の音楽配信サービス「Nitendo Music」を使ってみました。ゲームタイトルに加え、ゲームのシチュエーション別にプレイリストが用意されています。ゲームミュージックならではの機能もあります。
任天堂は10月31日、Android/iOS向けにゲーム音楽配信サービス「Nintendo Music」アプリをリリースしました。マリオ、ゼルダ、スプラトゥーン、どうぶつの森など、任天堂の多彩なゲームミュージックを聴けるというものです。なお、Nintendo Switch Online加入者向けのサービスとなっており、ダウンロード自体は無料ですが、利用するにはNintendo Switch Onlineへの加入が必要です(1カ月306円から)。
アプリのホーム画面には、最近再生した曲やおすすめのプレイリスト、人気のプレイリストなどが並びます。このあたりは、よくある音楽配信アプリと似た雰囲気です。
プレイリストは、ゲームタイトルの他、「クッパ」や「ヨッシー」「とたけけ」などキャラクター名や、「フィールド(ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド)」や「バトル(ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド)」「サーモンラン(スプラトゥーン3)」「晴れの日(どうぶつの森)」といったゲームのシチュエーション別なども用意されています。また、「ほっと一息」「おやすみなさい」「ランニング」「元気を出して」「ウォーキング」と気分に合わせたプレイリストもあり、特にゲームには詳しくないけれど、といった人も楽しめるようになっています。
面白い機能として、「ながさチェンジ」機能があります。通常の曲は、徐々にフェードアウトして終了しますが、ながさチェンジに対応した曲は、15分、30分、60分を指定してBGMのように流し続けることができます。リピート再生と同じでは? と思うかもしれませんが、リピート再生では、曲の終わりにフェードアウトし、また最初から再生となりますが、「ながさチェンジ」ではこのフェードアウトが発生しません。途切れることなく曲が流れ続けます。
残念ながら全ての楽曲で利用できるわけではありませんが、対応した楽曲には再生画面下部に「ながさチェンジ」アイコンが表示されます。
ホーム画面下部にある「さがす」からは、曲やプレイリストの検索が可能。こちらもタイトルだけではなく、「バトル」や「フィールド」など、ゲーム中のシチュエーションでも検索できます。リストからはSwitchやWii、ニンテンドーDSなどのハード別や発売日順にゲームタイトルを並べることも可能です。また、「あそんだゲームソフト」というセクションには、Switchで遊んだことがあるゲームが表示されます。
この他、ゲームミュージックならではの機能として「ゲームソフトのネタバレ防止」機能が用意されています。シーン別でボスバトルなどの曲も用意されており、曲の再生中は、そのゲームの関連する映像が表示されるので、そこからのネタバレを防止しようという機能です。「設定 > ゲームソフトのネタバレ防止」からゲームを登録しておくと、そのゲームに含まれる曲は再生できなくなります。
ボスとのバトルやエンディングなど、一部分のみが再生できなくなるだけでよさそうですが、どこまでをネタバレとするかというのは難しい判断なので、仕方がないところでしょうか。
設定画面では、音質の設定も可能です。といっても「高音質」「バランス」「データ節約」の3つが選べるだけです。詳しい説明はありませんが、サポートサイトによると高音質が約320kbps、バランスは約192kbps、データ節約が約64kbpsとのことです。
筆者もリリースされてからNintendo Musicをちょくちょく使っているのですが、お気に入りは「どうぶつの森」。「午前9時(晴)」という曲があり、これを長さチェンジで60分にしてBGMとして再生しています。ちょっとのんびりした気分になりすぎる気もしますが、自宅での作業中では程よく集中できるのでおすすめです。
Nintendo Musicのタイトルは、執筆時点では25本とそこまで多くはありませんが、ラインアップは随時追加されるとのこと。Nintendo Switch Onlineに既に加入しているのであれば、スマートフォンにインストールしておいても損はないと思います。
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