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「auマネ活プラン+」は何が変わったのか? 旧プランとの違い、最大5000ポイント還元の条件を整理する(2/2 ページ)

KDDIと沖縄セルラーが、2024年12月3日から新料金プラン「auマネ活プラン+」を提供する。現在提供している「auマネ活プラン」をアップデートしたもので、au PAYやau PAY ゴールドカードを利用した際の還元率がアップしている。日々の買い物で無理なく上限までポイントをためられることを特徴に打ち出している。

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マネ活プランの要望を反映して期間限定の特典は用意せず

 現行のマネ活プランでは、通信料金の支払いにau PAY ゴールドカードを使用する場合、ベースの1%還元にゴールド特典の9%を加えた10%に、1年間限定の最大10%還元が加わり、1年間は合計で最大20%還元を受けられる。これはauマネ活プラン+にはない特徴だが、最大20%還元は1年間限定で、2年目以降はauマネ活プラン+と同じ10%還元になる。

 auマネ活プランは2023年9月から提供しているので、サービス開始当初から契約している人は、この20%還元の特典が既に終わってしまっている。

 auマネ活プランの契約数は2024年11月時点で140万を突破し、auスマートフォンを契約する3人に1人が同プランを選択しているという。さらに、auマネ活プランの契約者は、au PAY カード、au PAY、au じぶん銀行といった決済・金融サービスをより多く利用する傾向があるそうだ。

auマネ活プラン+
auマネ活プランの契約数は既に140万を突破している
auマネ活プラン+
auマネ活プランの契約者は、決済・金融サービスを積極的の利用する傾向がある

 その一方で、「特典が1年限定でなければいいのに」「au PAYやクレカの買い物でもっとポイントがたまるとうれしい」「スマホ決済だけだと上限まで還元されるハードルが高い」といった声が出ていたという。そこでauマネ活プラン+では、期間限定の特典はなくし、au PAYとau PAY ゴールドカードの5%還元は“ずっと続く特典”とする。

auマネ活プラン+
auマネ活プランに対して寄せられたユーザーの声

 au PAYとau PAY ゴールドカードで毎月最大1500ポイントずつ還元される設計にしたのは、よりポイントがたまりやすくするため。「家計の中で支出の分布を見ると、スマホ決済を使うシーンとクレカを使うシーンがあるので、スマホ決済とクレカの両方でポイントがたまりやすくなる」(渡邊氏)

 渡邊氏はポイントアップリワードについても言及。「月額料金の家賃や光熱費を支払うことでもポイントが加算される。合計7万円、他社よりも安くしている」と、上限まで還元を得られるハードルの低さを強調した。

 また、自分がどのくらいお得になっているのかが分かるよう、auマネ活ポータルサイトにて、決済特典の達成状況、各特典の適用状況、毎月のお得額を可視化する。

auマネ活プラン+
auマネ活ポータルサイトでお得度を把握できる

 さらに、Pontaパスの加入者がローソンでau PAY決済をすると、合計最大2%が加算されて最大12%の還元を受けられる。

auマネ活プラン+
au PAYの最大10%還元とローソンでの最大2%還元を合わせると、ローソンでは最大12%還元を得られる

月間200GB以上の通信で5Mbpsに制限 テザリングは60GBまでに条件を緩和

 ポイント還元の条件がパワーアップしたauマネ活プラン+だが、データ使い放題の条件が変更されている点は留意したい。

 まずテザリングとデータシェアの利用量が、auマネ活プランの最大30GBから最大60GBに増量しており、これは改善点となる。一方、月間のデータ利用量が200GBを超えると、当月末までの通信速度を最大5Mbpsに制限する。この理由について、パーソナル通信事業部 マーケティング本部 料金戦略部長の野口晋氏は、「ごく一部、大量のデータ通信をする人がいるので、ネットワークの公平性も勘案して設定している。5Mbpsでも通常の利用なら支障ない」と説明する。

auマネ活プラン+
無制限データ通信の条件が変更されているので注意したい

 他社のポイ活プランを見ると、ドコモは「ahamo ポイ活」、ソフトバンクは「ペイトク30/50」といった、中容量プランと組み合わせたものも提供している。auマネ活プラン+は大容量(データ使い放題)一択だが、中容量帯のプランは検討していないのだろうか。

 この点について渡邊氏は「金融サービスとのバンドルやNetflixなどOTT各社とのバンドルは、auならではのよさを感じていただけるプランに位置付けている。UQ mobileやpovoへの拡大は、反応を見ながら慎重検討していきたい」と回答した。

 auマネ活プラン+開始に伴い、2024年12月2日にauマネ活プランの新規受付を停止する。auマネ活プランの契約者がauマネ活プラン+を利用するには、料金プランの変更手続きが必要になる。

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