「au 5G SA」で一時通信障害 音声・データ関連の通信設備の故障が原因

KDDIと沖縄セルラー電話が提供する「au」「UQ mobile」の5G SA通信サービスにおいて、一時的に通信障害が発生していた。現在は回復済みだが、端末の再起動または機内モードのオン→オフ操作をしないと通信できないケースもあるので注意したい。

[井上翔，ITmedia]

　KDDIと沖縄セルラー電話は1月10日、5G通信サービス「au 5G」の一部ユーザーにおいて同日16時32分から17時50分頃まで通信障害が発生していたことを明らかにした。対象ユーザーはデータ通信が利用しづらく、音声通話やSMS／＋メッセージの送受信が利用できない、あるいは利用しづらい状況で、音声通話が可能な回線では緊急通報（110／118／119番）も障害の影響を受けている可能性もあったという。

KDDIからの告知

障害の概要

　今回の障害は、au 5Gのうち5G SA（スタンドアロン）契約で利用している全国のユーザーが対象で、UQ mobileブランドで5G SA契約をしているユーザーや、UQコミュニケーションズが提供するデータ通信サービス「WiMAX +5G」（MVNO経由の提供分を含む）において5G SA契約をしているユーザーも影響を受けていた。

　KDDIによると、今回の障害は「全国エリアをカバーする音声・データ関連の通信設備の故障」だったという。

　先述の通り障害は復旧済みだが、障害の影響で通信できない状態が続いている端末も存在する。その場合は、一度端末を再起動するか、「機内モード」のオン→オフ操作を試行してみてほしい。