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新入生がつながる魔法の言葉「#春から〇〇大 」はちょっと待って! なりすましや詐欺に注意(3/3 ページ)

実は「春から」には危険な側面があるのです。

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被害にあったと思ったら早めに相談を

 さて、「春から」ですが、実際にはSNSでつながっても、会話がないままであったり、入学式で声を掛け合う程度であったりと、あまり友人作りには役立たないといわれています。

 「春から〇〇」は10年近く前から活用されており、当時は今よりも盛り上がっていました。しかし、そうした出会いは長期的な付き合いに発展しないと高校入学時に学んだ人も多いため、積極的に使う人は以前よりも減っているようです。

 筆者は「春から」を掲げるLINEのオープンチャットをいくつかのぞいてみましたが、アフィリエイトリンクを投稿する人が多く、たまに学生らしい会話がある程度でした。私も含めて、本当の新入生はどれだけいるのか、疑問を感じました。

 とはいえ、「春から」をきっかけに知り合う人達もいまだにいるため、やはり注意は必要です。2022年4月1日から、成年年齢が18歳に引き下げられました。成年になると、親などの同意がなくても契約を結ぶことができます。大学入学の年齢にあたる18歳以降は、格好の標的になってしまうのです。

 SNS経由で新たに知り合った人には、住所、氏名、連絡先などの個人情報を簡単に明かさないように注意しましょう。そして、勧誘を受けたり、他の人を誘うように言われたら、はっきりと興味がないことを相手に伝えることも重要です。

 もし不安なことがあったら、早めに相談しましょう。ネットワークビジネスに関する相談は、消費者ホットライン「188」や、最寄りの消費生活センター、警察で受け付けています。宗教関連のトラブルは、全国霊感商法対策弁護士連絡会法テラスで相談できます。

 入学時の不安だけでなく、新生活で孤独を感じている人が「誰かとつながりたい」と思った時も、魔の手が忍び寄ります。ネットで気軽に出会える世の中になりましたが、リアルの出会いを重視して少しずつ人の縁を結んでいく方が、トラブルのない新生活を送ることができそうです。

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