発売から10年、「Xperia Z4」の思い出話がXで話題に 「熱かった」:ふぉーんなハナシ
Xperia Z4の発売から10年。ソニーが、XperiaのX公式アカウントにて、「Xperia Z4」の思い出を教えてほしいと呼びかけている。美しいデザインが印象的だった一方で、「熱さ」を指摘する声も目立った。
ソニーが、XperiaのX公式アカウント「@xperia_japan」にて、発売から10年がたった「Xperia Z4」の思い出を教えてほしいと呼びかけています。
Xにポストされた内容は以下の通り。
Xperia Z4 発売から、今年で10年。
追求したのは「Perfection」。
約6.9mmの薄さと約144gの軽さ、そして手にフィットする持ちやすさ。
“持つ”ことが楽しくなる、そんなスマートフォンでした。
当時の思い出などを #Xperiaはいいぞ をつけて引用ポストで教えてください♪
Xperia Z4は、2015年6月に発売されたハイエンドスマートフォン。Zシリーズでは4世代目に当たるモデルで、ソニーは「Xperia Zシリーズの完成形を目指した商品」と訴求していました。
Zシリーズといえば、どの方向からでも持ちやすく、ガラスの一枚板のような「オムニバランスデザイン」を特徴としています。Xperia Z4のスペックは5.2型フルHD液晶、Snapdragon 810、Gレンズ採用の約2070万画素カメラ、メモリ3GB、ストレージ32GB、2930mAhバッテリーなど。隔世の感がありますが、10年前はこれが最上位といえるスペックでした。
このXperia Z4は、スマホユーザー個人としても、ITmedia Mobile編集部員としても、思い出深いモデルでした。
個人としては、Xperia Z4を発売日に購入し、長く愛用していました。ガラスパネルとメタルフレームの調和が取れたデザインが洗練されていて、美しい。文字通り「持つ喜び」を感じられたモデルでした。先代の「Xperia Z3」よりも背面が滑りにくく、ボディーが薄く軽くなっているので、使い心地も抜群でした。
ITmedia Mobileの中の人としては、Xperia Z4の記事はニュースからコラム、レビュー、インタビューまで、これでもかというほど載せまくり、かなりのPV(ページビュー)を稼いだと記憶しています。特に、発表に合わせて掲載したフォトレポートの記事が爆発的に読まれました。Xperiaシリーズの中で最も多くの記事を載せたモデルだったと思います。
- →Xperia Zシリーズの完成形に――ソニーモバイルが「Xperia Z4」を発表
- →「Xperia Z4」を写真で速攻チェック!――Z3との違いや新機能は?
- →スペックで比較――「Xperia Z4」はココが進化した
- →Xperia Zシリーズは終わりを迎えるのか?――「Xperia Z4」で感じた“疑問と期待”
- →料理の写真はどこまで“メシウマ”に?――「Xperia Z4」のカメラを徹底検証
- →「Xperia Z4」発売!――開封リポート&ファーストインプレッション
- →「Xperia Z4」のバッテリーはどれだけ持つ?――Z3と比較してみた
- →「Xperia Z4」はどれだけ“熱い”のか? 放射温度計で測定してみた
- →「Xperia Z4」の性能はどこまで向上した?――ベンチマークスコアをZ3と比較
- →Xperia Z4が“一枚板の完成形”と呼べる理由/発熱は「基準値は満たしている」
- →WQHD液晶は時期尚早?/オムニバランスデザインは終わらない?――Xperiaの今後を聞く
※他にもありますが、長くなるので割愛します。
一方で不満だったのが、「本体の発熱」でした。レビュー記事でも言及していますが、Xperia Z4はとにかく発熱しやすいスマートフォンでした。Xperia Z4が搭載していたSnapdragon 810は「発熱しやすい」という声が多く、Xperia Z4の薄いボディーとも相まってうまく放熱できていなかったのだと思います。実際にXperia Z4に放射温度計を当てて測定したところ、45℃を超えたこともありました。
現在のスマートフォンは、プロセッサや物理的な発熱対策の進化により、10年前と比べるとかなり快適になりましたが、当時のスマートフォンは進化の途上にいたこともあり、メーカーにとって発熱対策は大きな課題でした。
冒頭で紹介した、ソニーのXでのポストに対しても、「熱かった」「爆熱すぎて1年ちょっとでお亡くなりになった」など、発熱の思い出を語る人が多くいました。
Xperia Z4は、ファンの熱狂的な「熱さ」もあれば、本体の物理的な「熱さ」もあった――そんなことを、ソニーの投稿を見て思い出したのでした。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Xperia Zシリーズの完成形に――ソニーモバイルが「Xperia Z4」を発表
ソニーモバイルのフラッグシップスマートフォン「Xperia Z4」がついに姿を現した。Xperia Z3からさらに薄く、軽くなりながら、カメラ、オーディオ、基本性能を強化した。2015年夏以降に発売する。
「Xperia Z4」を写真で速攻チェック!――Z3との違いや新機能は?
ソニーモバイルの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia Z4」が発表された。Xperia Z3との違いも含め、外観とソフトウェアの見どころをチェックしていこう。【写真追加】
Xperia Zシリーズは終わりを迎えるのか?――「Xperia Z4」で感じた“疑問と期待”
Xperia Zシリーズの完成形とうたう「Xperia Z4」が日本で今夏、発売される。今のところ海外展開は決まっていないが、その理由は? そして今後のXperiaはどうなっていくのだろうか?
人気なのに「Xperia」のシェアが急落した背景 それでもソニーがスマホをやめないのはなぜ?
ソニーの「Xperia」は、日本ではよく知られたスマートフォンのブランド。新しいモデルが出るたびに注目されている。だが、シェアが落ち込んでいるのはなぜだろうか。
「Xperia 1 VII」から見えるソニーのスマホ戦略 Xperia 10シリーズをあえて同時期に発売しないワケ
ソニーの最新スマートフォン「Xperia 1 VII」は、前モデルから超広角カメラを強化し、これとAIを組み合わせた「AIカメラワーク」や「オートフレーミング」といった新しい動画撮影機能を搭載した。ソニーはXperiaのラインアップを整理し、より利益率を高める方向にかじを切っている。ここでは、Xperia 1 VIIや秋の投入が予告されている「Xperia 10 VII」から見えてきた、ソニーのスマホ戦略を読み解いていきたい。



