ミッドハイ「OPPO Reno14 5G」7月17日発売 3眼カメラや6000mAhバッテリー搭載、「OPPO AI」で画像編集や文章作成を支援
OPPOが6月19日、Renoシリーズのスマートフォン新機種「OPPO Reno14 5G」を発表。ミッドハイに位置付けられ、3眼カメラや6000mAhの大容量バッテリーを搭載している。カメラ撮影や画像編集、文章作成や情報収集などを支援する「OPPO AI」も利用できる。
OPPO(オウガ・ジャパン)が6月19日、Renoシリーズのスマートフォン新機種「OPPO Reno14 5G」を発表。7月17日から順次販売する。カラーバリエーションは、オパールホワイトとルミナスグリーンの2色で展開する。
販路はMVNO、量販店、ECサイトが中心で、MVNOはIIJmio(インターネットイニシアティブ)とイオンモバイル(イオンリテール)で取り扱う。オープンマーケット版の価格は7万9800円(税込み)で、7月31日まで5000円オフのキャンペーンを実施する。
Reno14 5Gは、3眼カメラや大容量バッテリーを搭載した、ミッドハイに位置付けられるスマートフォン。国内では、2023年に発売した「OPPO Reno10 Pro 5G」の後継機に位置付けられる。
6.6型(1256×2760ピクセル)有機ELディスプレイは、ピーク輝度1200ニトで、最大120Hzのリフレッシュレートに対応する。強化ガラスとして「Corning Gorilla Glass 7i」を用いている。プロセッサはMediaTekのDimensity 8350、メインメモリは12GBを備え、ストレージは256GBを内蔵。外部メモリスロットは備えていない。薄くて大型のベイパーチャンバーを用いて発熱対策を施している。
Renoシリーズ最大となる6000mAhのバッテリーを内蔵しており、80WのSUPERVOOC(急速充電)によって約48分で1%から100%まで充電できる。4年間使用してもバッテリーの最大容量を80%以上キープできる長寿命設計も特徴だ。本体はIP69の防塵(じん)と防水に対応し、80℃の熱湯噴射にも耐えられる。米国国防総省の調達基準であるMIL規格をクリアした耐衝撃性能も確保した。
アウトカメラは約5000万画素の広角と望遠、約800万画素の超広角で構成される。広角と望遠ともに光学式手ブレ補正に対応しており、望遠カメラでは最大3.5倍の光学ズームが可能だ。インカメラは5000万画素。
3つの高輝度フラッシュにより、暗い場所でも色や質感などを立体的に捉えられるという。シャッターを押してから数秒間の動きと音を記録できる「AI Livephoto」ではAI補正が働き、より高画質で記録できるようになった。
動画は4K HDR撮影に対応している他、AIがノイズとメインの音声を識別し、ノイズを省いて動画の音声を記録できる。
「OPPO AI」と銘打ったAI機能も搭載。より幅広い機種で対応できるクラウド型のAIを採用し、Reno14 5GでもAIを用いた画像編集や文章作成サポートなどの機能を利用できる。
写真背景の不要な物を消せる「AI消しゴム機能」は、複数の人を自動で認識してまとめて消去できるようになった。ピンボケした写真を鮮明に補正する「AIぼけ除去」、ガラスの反射を除去する「AI反射除去」も用意。「AIパーフェクトショット」では、集合写真で目をつぶったり髪の毛が乱れたりした場合でも、保存された写真を参照して修正してくれる。
画像を生成する機能も充実させた。「AI Studio」では、1枚の写真から複数パターンの画像を生成できる。「AIスタイル転送機能」では、画像生成する際の作風を、好きな写真をアップロードして指定できる。
文章作成中やWebサイト閲覧中などに、スマートサイドバーからAIツールボックスを呼び出し、文章の読み上げ、翻訳、要約などが可能。メッセージの返信内容を提案してもらうこともできる。文書ファイルごとの予約や翻訳、フォーマル/カジュアルスタイルへの書き換えにも対応している。
Googleの「かこって検索」や、AIアシスタント「Gemini」も利用できる。さらに、GeminiとOPPOアプリを連携させ、GeminiからOPPOのカレンダーアプリに音声で予定を登録したり、時計アプリにアラームを設定させたりもできる。
本体サイズは約75(幅)×158(高さ)×7.4(奥行き)mm、重量は約187g。nanoSIM+eSIMのデュアルSIMに対応している。生体認証はディスプレイ内指紋認証と顔認証を用いる。3.5mmイヤフォンジャックは備えておらず、おサイフケータイにも対応していない。
OSはAndroid 15ベースのColorOS 15をプリインストールしている。最大5回のOSバージョンアップと、6年間のセキュリティアップデートを保証する。
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