Googleの生成AIツール「NotebookLM」を使えば、指定した資料を基にして、効率的なリサーチが行える。特に、通勤・通学中、家事の最中、就寝直前など、スマートフォンの画面を見れない場面では、資料をもとにした音声コンテンツを作成しておくことで、オリジナルのポッドキャスト形式で勉強できるだろう。しかも、URLを共有することで、他者に対しても、その音声コンテンツを共有可能だ。
本記事では、Googleが5月にリリースしたモバイル向けの「NotebookLM」アプリを使って、作成した「音声概要」のデータをURL経由で共有する手順を紹介しよう。なお、紹介する手順は、iOS版のバージョン1.0.5の内容と、PCからアクセスしたブラウザ版のものを元にしている。
生成した音声コンテンツの画面で共有アイコンをタップ
NotebookLMで「音声概要」機能を使う手順は、別記事にて解説した。新規ノートブックを作成し、ソースを指定し、「スタジオ」タブで「生成」をタップすることで、音声コンテンツが自動で生成されるというものだ。詳細な手順は本稿では割愛するので、必要に応じて該当の記事をご参照いただきたい。
生成した音声コンテンツを共有するには、その再生画面に表示される共有アイコンをタップ。ポップアップウィンドウに表示されている「公開アクセス」のスイッチをオンにし、そのうえで青く表示される「共有」ボタンをタップしよう。
iOSの場合、共有メニューが表示されるので、AirDropやメッセージなどを通じて、共有を行おう。ブラウザ経由での共有になるため、基本的には相手のデバイスや、NotebookLMアプリのインストール状況を問わずに、音声コンテンツにアクセスできると思ってよいだろう。
なお、筆者が検証したタイミングでは、モバイルアプリでは、公開範囲の細かい設定などはできないようだった。
PCからの操作では編集権限もカスタマイズできる
一方、PCからブラウザ版にアクセスした際の操作では、作成したノートブックそのものに対して共有操作を行える。また、共有操作のなかで、編集権限もカスタマイズ可能だった。画面右上の「共有」をクリックしたのち、共有相手を指定し、「閲覧者」や「編集者」「アクセス権を取り消す」という権限を変更できるようになっていた。
そんなわけで、共有操作を行う場合には、現時点ではPCからブラウザ版を使うのが良さそうだ。
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