Wear OS搭載スマートウォッチでGeminiが利用可能に
Googleは、スマートウォッチ向けOS「Wear OS」のアシスタントとして「Gemini」の提供を開始した。「Galaxy Watch8」や「Pixel Watch」シリーズなどに順次展開される。母艦のアプリ設定を変更することで、従来のGoogleアシスタントから切り替えて利用できる。
米Googleは7月9日(現地時間)、5月の予告通り、「Wear OS」搭載スマートウォッチのアシスタントとしてAIアシスタント「Gemini」を使えるようにしたと発表した。韓国Samsungが同日発表した「Galaxy Watch8」やGoogle純正の「Pixel Watch」シリーズ、OPPO、OnePlus、Xiaomiなどの端末にロールアウト中だ。
これまでGoogleアシスタントを有効にしていたWear OS端末であれば、いくつかの設定を確認することで、時計のサイドボタンの長押しなどでGeminiとの会話を始められる。
利用を開始するには、Wear OSと母艦(Wear OS端末と接続しているスマートフォン)のGoogleアプリ、母艦と時計のGeminiアプリを最新状態にし、母艦のGoogleアプリの[設定]→[Gemini]で、「GeminiにおけるGoogleアシスタント機能」を有効にし、「Googleのデジタルアシスタント」でGeminiを選択しておく。
これで、時計に向かって「Hey Google」などと声をかけるか、時計のサイドボタンを長押しするか、画面でGeminiアプリのアイコンをタップすることで、Geminiとの会話を開始できるようになる。
Geminiは、Geminiの展開は本日より開始され、Wear OS 4以降を搭載した端末で向こう数週間かけて利用可能になる。Wear OS 6にアップグレードした端末は、端末メーカー独自アプリのサポートも含まれる。
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