年会費24.2万円からの「JAL Luxury Card」のWebサイトの画像に“違和感” なぜこうなった?:Mobile Weekly Top10
JALとBlack Card I/アプラスが提携して発行する「JAL Luxury Card」のWebサイトの画像に“違和感”があることが一時話題となりました。どうしてこうなったのでしょうか……?
ITmedia MobileWeekly Access Top10
2025年7月31日〜8月6日ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2025年7月31日から8月6日までの7日間について集計し、まとめました。
今回のアクセス数の1位と2位は、日本航空(JAL)がBlack Card Iやアプラスと提携して発行する「JAL Luxury Card」「JAL Luxury Card Limited」のWebサイトで発生した“騒動”に関する記事でした。
JAL Luxury CardとJAL Luxury Card Limitedは、JALが子会社を通して発行する「JALカード」とは“別枠”の提携カードとなっており、Black Card Iの「Luxury Card(ラグジュアリーカード)」をベースにしています。Black Card Iは米国のBlack Cardの日本法人の1つで、アプラスが持つライセンスを元にMastercardブランドのクレジットカードを発行しています。
Luxury Cardはカードが金属製であることが特徴で、JAL Luxury Card/JAL Luxury Card Limitedも金属製です。金属製のクレジットカードは一部の決済端末では使えないという問題もありますが、JAL Luxury Card/JAL Luxury Card Limitedはタッチ決済(EMVコンタクトレス決済)に対応しているので、端末がタッチ決済に対応していれば問題を“回避”可能です。
今回、JAL Luxury Card/JAL Luxury Card Limitedで問題視されたのは、カードの素材ではなく、先述の通りWebサイトです。1位の記事にもある通り、公式サイトに掲載された複数の画像に“違和感”があったことです。普通に撮った写真を使っているのであれば起こり得ない描写が見られたのです。
取材によると、違和感のある画像はBlack Card Iとその業務委託先が作成したものの提供を受けたもので、生成AIを使って作られたとのことです。確かに、生成AIで画像を作ると“ありがち”な違和感だったので、説明にも納得です。
最近、Webサイトの画像に生成AIを使うケースも増えてきましたが、その場合は違和感への対応はもちろんですが、著作権的な配慮も重要です。この辺のルール作りは、急務なのかもしれません。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
JAL最高峰クレカの公式サイトに“違和感画像”多数 「ポップコーンにストローささる」「人の足が1本多い」などXで指摘相次ぐ
JAL最高峰の「メタルカード」は、その名の通り高級カードだが、サイト制作には手を抜いたのではないか――。そんな疑問を投げかける投稿がX(旧Twitter)で相次いだ。その詳細とは……?
JAL最高峰クレカ“違和感画像”、なぜ事前に見抜けず掲載? 広報が経緯明かし陳謝
最高峰のクレジットカード「JAL Luxury Card」「JAL Luxury Card Limited」の公式サイトに不自然な画像が掲載されていた。日本航空(JAL)の広報部は8月5日夜、ITmedia Mobile(以下、本誌)の取材に応じ、経緯を説明した上で陳謝した。なぜ違和感のある画像がそのまま掲載されてしまったのだろうか……?
独自プロセッサ搭載スマホ「Xiaomi 15S Pro」の実力検証 なぜHuaweiほど米国の規制を受けずに開発できたのか
中国でXiaomiが販売する「Xiaomi 15S Pro」を日本に持ち込んで試した。比較的高性能な本機だが、米国に強い規制を敷かれている中国のメーカーであるXiaomiがどうしてここまでの製品を開発できたのか。
楽天モバイルがSIM自販機「最強くん」を披露、AIアバター接客も開発 いつでもどこでもスマホを契約できる世界へ
楽天モバイルが、自動契約SIM自販機「最強くん」のプロトタイプを「Rakuten AI Optimism」で公開している。楽天モバイルの契約からSIM発行までを、ショップスタッフを介さずに進めることができる。楽天モバイルのショップスタッフを模したアバターと対話できる「AIアバター接客」も披露している。
au Starlink Direct、Androidなら写真や動画の送受信が可能に ただし、一部の「Google Pixel」は非対応
KDDIの松田博路社長は、8月1日の決算会見で、衛星とスマートフォンを直接つなぐ通信サービス「au Starlink Direct」に関するアップデート内容を明らかにした。7月末からは、AndroidスマートフォンのGoogleメッセージアプリを通じて、写真・動画・音声などのファイルを送受信できるようになった。従来のテキストメッセージに加えて、よりリッチなコミュニケーションが可能になるとしている。
