インド向けの低価格なゲーミングスマホ「Infinix GT 30 Pro」は背面が光る:山根康宏の海外モバイル探訪記
インドやアフリカなど新興国をターゲットとしたゲーミングモデルです。
ゲーミングスマートフォンというカテゴリーの製品は、多くのメーカーが手掛けています。サイバーな本体デザインに高度な冷却機能を搭載し、側面にはゲーム用のコントローラーを搭載するなど、一般的なスマートフォンとは拘りポイントが異なる点も特徴です。日本ではASUSやnubiaからこのカテゴリーの製品が毎年登場しています。
今回紹介するInfinixの「GT 30 Pro」は、インドやアフリカなど新興国をターゲットとしたゲーミングモデルです。
プロセッサはMediaTekのDimensity 8350 Ultimate、ディスプレイは6.78型で144Hz駆動、バッテリーサイズは5500mAhまたは5200mAhと標準的で、45Wの有線、30Wの無線充電に対応しています。バッテリーにもうちょっと高い性能が欲しいところですが、日本円で5万円台という価格を考えると十分なところでしょうか。
本体側面にはゲームプレイ用のデュアルGTトリガーを搭載しています。感圧式のボタンであり押し込み感度も良好です。
カメラは約1億800万画素の広角で、高画質撮影することで望遠領域もカバーできます。もう1つの超広角カメラは約800万画素です。この写真の本体カラーはShadow Ashです。カメラバンプ部分にLEDライトが埋め込まれており、通知やゲームプレイに対応して光ります。また背面にカバーを付けることで冷却ファンの取り付けにも対応します。
背面デザインが、よりサイバーな仕上げのモデルはDark Flareというカラーです。背面中央部のスリットにもライトが内蔵され、より効果的に光を点灯できます。こちらのモデルはGaming Master Editionとして冷却クーラーがセットで販売されます。
なお冷却ファンの実物を見ることができなかったので、Infinixの商品ページの写真で紹介します。ファンの背品名は「GT Cooling Fan 2.0」で、ファンにもライトが内蔵されています。なおGT 30 Pro本体には1万3000mm2の大型べーパーチャンバーも内蔵されており、高度なゲームもフレーム落ちせずプレイできるとのことです。
今回はタイバンコクの家電量販店で製品を見てきましたが、「ROV」(Arena of Valor)とコラボレーションしたプロモーションのディスプレイに展示されていました。GT 30 Proをゲーミングモデルとしてアピールするためには最適なコラボと言えます。新興国のゲーム好きを狙ったモデルですが、先進国でも通用する性能とデザインを持った製品として注目したいものです。
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