スマートリングのバッテリーが膨張して救急搬送 飛行機も搭乗拒否される 海外ユーザーが報告
1月に購入したSamsung Electronicsの「Galaxy Ring」を装着していたところ、バッテリーが膨張して指から取り外せなくなり、痛みもあったという。
装着していたスマートリングのバッテリーが膨張し、乗ろうとしていた飛行機は搭乗拒否され、その後は病院に緊急搬送されて取り外してもらった──YouTubeのチャンネル登録者163万人を抱えるインフルエンサーのDaniel氏(@ZONEofTECH)は9月30日、そんな報告をXに写真付きでポストしている。
同氏によれば、1月に購入したSamsung Electronicsの「Galaxy Ring」を装着していたところ、バッテリーが膨張して指から取り外せなくなり、痛みもあったという。当時は空港で飛行機に乗ろうとしていたタイミングで、航空会社からは搭乗を拒否された。
他のXユーザーから寄せられた「スマートリングの不具合に関して思い当たる節は」という問いに対し、Daniel氏は「(高い気温の)ハワイに滞在していた」「海水に触れた」「数カ月前からバッテリーが不調だった」と答えている。本来、1週間は持続するはずのバッテリーが、1.5日で尽きてしまう状態だったという。
当時、スマートリングのバッテリーが膨張し始めたタイミングはバッテリー残量はほとんどない状態だったとも報告している。
これらに対し、Samsungの英国法人は「問題を真剣に受け止めている。問題解決に向けてDMで連絡してほしい」と当人にリプライしている。
現時点で今回のトラブルが設計上の問題によるものかは定かではないが、バッテリーを搭載する製品、特にウェアラブルデバイスを使用する際に少しでも不調を感じたら、使用を止めることが重要だろう。
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