スマホ「最新機種だから購入」は少数派に 中古スマホ好調のゲオモバイルが品質担保の秘密を公開（2/3 ページ）

ゲオモバイルが中古スマホを検品、初期化する過程をメディア向けに公開した。ゲオモバイルは、独自に「スマホ相談員」という資格制度を導入し、専門知識と接客スキルを持った人が接客に当たることを強みにしている。買い取ったスマホに保存された個人情報は復元不可能なレベルまで消去できるという。

[村元正剛，ITmedia]

「スマホ相談員」の資格制度を導入　ワンストップで中古スマホの購入をサポート

　ゲオモバイルは、独自に「スマホ相談員」という資格制度を導入し、専門知識と接客スキルを持った人が接客に当たることを強みにしている。スマホ相談員になるには、知識テストに合格する必要があり、その問題の一部も公開した。

スマホ相談員は「モバイルアドバイザー」と「モバイルアドバイザー」の2段階に分けられている。2020年3月に開始し、現在の資格保有者は2000人を超える

知識テストは60分で60問。これは過去の出題された問題の例。ちなみに正解はAとD

料金プランに関する問題の例。正解はB

　さらに、中古スマホの購入を想定したロールプレイングの試験も実施している。

接客スキルの試験も実施

模擬のロールプレイングも披露した。キャリアショップとは異なり、ゲオモバイルでは取り扱い機種が非常に多いので、ユーザーのニーズに合った機種を提案するには知識が必要になる

　同社の特徴として「ワンストップサポート」を提供していることも紹介した。中古スマホの購入から格安SIMの契約、初期設定、データ移行までをスマホ相談員がサポートするサービスで、初めて中古スマホを購入する来店者から好評だという。なお、格安SIMはUQ mobileとY!mobileから選択できる。

店頭での業務について説明した、ゲオモバイル錦糸町マルイ店および鶯谷店 店長の氷見木綿子氏

ゲオモバイルのワンストップサポート

　全国800店舗での買い取りの他、オンラインでの宅配買い取りも含め、品ぞろえが豊富であることも強みとしてアピール。画面が割れた状態や、一部機能に不具合がある機種も積極的に買い取っているという。買い取り後に、中古スマホとしては販売せず、部品のリサイクルに回すこともあるそうだ。

全国規模の強力な流通ネットワークも強み

ディスプレイが割れた端末でも買い取ってもらえ、ディスプレイを交換して再販される

　スマホケースや充電器、ワイヤレスイヤフォンなどのアクセサリーも取り扱っている。最近は、自社ブランドの製品開発にも注力しているという。

9月25日には、iPhone用の強化ガラス保護フィルムを発売。きれいに貼り付けられるキットが付属し、547円という安さを実現した