スマホ「最新機種だから購入」は少数派に 中古スマホ好調のゲオモバイルが品質担保の秘密を公開（3/3 ページ）

ゲオモバイルが中古スマホを検品、初期化する過程をメディア向けに公開した。ゲオモバイルは、独自に「スマホ相談員」という資格制度を導入し、専門知識と接客スキルを持った人が接客に当たることを強みにしている。買い取ったスマホに保存された個人情報は復元不可能なレベルまで消去できるという。

[村元正剛，ITmedia]

個人情報は“復元不可能”なレベルで消去

　買い取ったスマホを検品し、クリーニングする作業の一部も初公開した。データ消去には、世界各国の政府機関でも採用されているというBlancco（ブランコ）のデータ消去ソリューションを導入。これにより、個人情報は復元不可能なレベルまで消去できるという。

データ消去にはBlanccoのソリューションを全店で導入

アプリを導入したスマホで、画面の案内に従ってテストする

画面をなぞって、レスポンスを確認するテストも行う

　なお、紛失したスマホを探す設定や、おサイフケータイの移行など、本人が行わなければならない作業については、店舗での買い取り時に確認してもらい、その方法も案内するとのこと。

　1台ずつ手作業でクリーニングされたスマホは、その日のうちに店頭に並ぶこともあるそうだ。

検品後のクリーニングは1台ずつ手作業で丁寧に行われる。細い綿棒を用いて、USB接続口まで掃除するという

取材させてもらったセンターには検品済みのスマホが多く並んでいた

　なお、スマホの買い取り・販売価格は店舗によって異なるそうで、秋葉原など競争が激しい地域にある店舗の方が高く買い取ってもられる可能性があるらしい。

　スマホ価格の高騰が続く中、中古スマホの需要が今後さらに増すのは確実。売りたい人にとっても、買いたい人にとっても、中古スマホショップは、ますます身近な存在になっていくだろう。