人は見かけではないのと同様に、モバイルオーダーも見かけではない:Mobile Weekly Top10
ファミリーレストラン「サイゼリヤ」のスマートフォンを使ったセルフオーダーシステムは、世間一般のセルフオーダーシステムとは様相が異なります。導入が始まってから1年以上が経過しましたが、いまだに賛否の声があるのですが、使ってみると結構便利なんですよね。
ITmedia Mobile Weekly Access Top10
2025年11月20日〜11月26日ITmedia Mobileにおける1週間の記事アクセス数を集計し、上位10記事を紹介する「ITmedia Mobile Weekly Top10」。今回は2025年11月20日から11月26日までの7日間について集計し、まとめました。
今回のアクセス数の1位は、サイゼリヤのセルフオーダーシステムに関する記事でした。導入から時間がそれほどたっていない2024年6月にも、これを取り上げた記事を掲載していますが、導入店舗がかなり広がったことから、再度話題になったのだと思われます。
このシステムは手持ちのスマートフォンで注文するというものなのですが、他のファミリーレストランで見られるタブレット端末のオーダーシステム、あるいは居酒屋などで良く見かけるスマホを使うオーダーシステムとは趣が異なり、テーブルにあるメニューに書かれている商品番号を入力していくことが特徴です。商品のプレビューはテーブルのメニューに任せるという、ある意味での“ストロングスタイル”です。
しかし、私個人としては一般的なセルフオーダーシステム(特に手持ちのスマホを使うスタイル)よりも、サイゼリヤのシステムの方が使い安いと感じます。というのも、サイゼリヤのセルフオーダーシステムは画像の読み込みが最小限で、応答(レスポンス)も良好だからです。「DX(デジタルトランスフォーメーション)」とは、何でもかんでもデジタルにすれば成功するわけではない――そんなことを示す好例でしょう。
モバイルオーダーシステムを設計/開発する人におかれましては、どうすればユーザーも店員も“扱いやすい”システムになるのか考えてほしいと思う今日この頃です。
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