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「iOS 26.2」配信 デフォルトブラウザの選択を周知、アプリストアやマップも変更可能に
AppleがiPhone向け最新OS「iOS 26.2」の配信を開始した。アップデート後にブラウザアプリを起動すると、初期に設定するブラウザ(デフォルトブラウザ)を選択するよう促される。12月18日から施行される「スマホ新法」に基づく変更点と思われる。
AppleがiPhone向け最新OS「iOS 26.2」の配信を開始した。
アップデート後にブラウザアプリを起動すると、初期に設定するブラウザ(デフォルトブラウザ)を選択するよう促される。デフォルトブラウザに選択できるのは、「Saferi」「Edge」「Chrome」「Firefox」「Opera」をはじめ、12月14日時点では12種類のブラウザアプリが表示される。
各種デフォルトのアプリは「設定」→「アプリ」→「デフォルトのアプリ」から変更できる。この設定自体は以前からあるものだが、iOS 26.2では新たにアプリストアとナビアプリも変更できるようになっている。例えば、ナビアプリで「Google マップ」をデフォルトで設定することもできる。
上記のデフォルトアプリに関するアップデートは、12月18日から施行される「スマホ新法(スマートフォンにおいて利用される特定ソフトウェアに係る競争の促進に関する法律)」に基づくもの。スマホ新法では、OSやアプリストア、ブラウザ、検索エンジンなどで寡占が進まないよう、公正な競争環境を整えることを目的としている。
iOS 26.2では他に、以下の機能追加や不具合修正も含まれる。
Apple Music
- 「お気に入りの曲」プレイリストがホームタブの「ピックアップ」に表示される
- ダウンロード済みの曲の歌詞は、インターネットに接続していなくてもオフラインで表示できる
- Apple Musicライブラリ内の先行リリースのアルバムがリリース時刻の直後に再生できない問題を修正
ポッドキャスト
- 今聴いているエピソードで言及されている他のポッドキャストを、プレーヤーや文字起こしからリンクを使用して直接表示し、フォローできる
ゲーム
ゲームライブラリでフィルターを使用すると、カテゴリーやサイズなどでゲームを検索できる
- ゲーム内のチャレンジスコアバナーには、誰かが新たにトップに立ったときにリアルタイムの最新情報が表示される
- BackboneやRazerなどのコントローラーとの接続の対応を改善
その他
- ロック画面の時刻のカスタマイズにオプションが追加され、時刻の表示を調整して、Liquid Glassの素材の不透明度を上げたり下げたりできる
- リマインダーのアラームにより、緊急のタスクを常に把握できる。リマインダーをまだオフにできない場合のために、スヌーズやライブアクティビティーにも対応している
- AirDropコードにより、不明な連絡先との間でAirDropを使用する場合の確認手順が追加される。受信者のデバイスにコードが表示され、転送を完了するには送信者がそのコードを入力する必要がある
- ホームアプリの複数のアクセサリーをまとめてペアリングできる機能により、同じ設定コードを使用して、セット販売されている複数のアクセサリーを簡単に登録できる
- 「アクセシビリティ」設定の「フラッシュ通知」で、通知を受け取ったときにデバイスの画面を点滅させるかどうかも選択できるようになる
- フリーボードの表にテキスト、画像、書類、描画を含めることができ、内容に合わせてセルのサイズが調整される
- 「プライバシーとセキュリティ」設定で、企業の組織によって管理されていると誤って表示されることがある問題を修正
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