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テスラの車載Wi-Fiをワイモバイルの“子回線”と“バッテリーレス”ルーターを活用して“安く”構築した話ふぉーんなハナシ(3/4 ページ)

車載Wi-Fiルーターの環境を構築してみたところ、テザリング環境で気になっていた細かな不満が解消された上に、ランニングコストも月額539円の上乗せで済むという良い体験を得られたので、その事情を共有したい。

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ワイモバイルの子回線専用プラン(シェアプラン)を活用

 スマホの契約データ量を複数のSIMで使えるようなプランは、(多少の差はあれど)各社で用意されている。ただし、自身の環境で一番安く使えるのは、ワイモバイルの「子回線専用プラン(シェアプラン)」だった。

 筆者はワイモバイルのシンプル2 Mというプランを契約しており、期間限定の無料オプションなどを加味すると、月額4000円程度で月に35GBを使える状態だ。

 今回はそれに加え、新たに子回線専用プラン(シェアプラン)を月額539円で契約することで、最大3枚のデータ通信専用SIMカードを新たに発行し、親回線と子回線(計4枚のSIM)の間でデータ容量を共有できるようになる。

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ワイモバイルのWebサイトより。発行するSIMの枚数で月額は変わらないので、最大となる3枚を発行するのがいいだろう

 車載するSIMフリーWi-Fiルーターとスマホの間でデータ容量を(最安で)共有したい筆者にとって、まさにジャストフィットなプランというわけだ。他社も幅広く検討したが、価格面での優位性が光った。余った残り2枚のSIMカードは、他のスマホやタブレットに挿しても良さそうだ。

 ただし、発行できるSIMカードは物理SIMに限られる他、ソフトバンク/ワイモバイルショップに足を運ばないと契約できないという不満点もある。特にeSIM非対応は、使えるデバイスが制限されるため、痛いところだ。

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新たにSIMカードを3枚発行した。筆者は親回線×1(eSIM)+子回線×3(物理SIM)という構成になった

 車載Wi-Fiを検討する前、ちょうどワイモバイルから別のキャリアに移動することも視野に入れていたタイミングでもあった。しかし、この子回線専用プラン(シェアプラン)という魅力的なプランによって、転出意欲がなくなってしまった。

 昨今、業界では過度な価格競争が当たり前になっているが、こうした機能性のあるプランを用意するなどして、通信キャリアとしての魅力を競うような方向に業界がなってほしいと願うばかりだ。

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