Y!mobileのeSIM再発行で困ったハナシ iPhoneとAndroidの機種変更でいまだ「手数料4950円」が発生?(2/2 ページ)
eSIMの普及により機種変更は便利になったが、OS間の移行には依然として課題が残る。Y!mobileでは異なるOSへのeSIM移行を店頭のみで受け付けており、高額な手数料が発生する。ブランド間での手数料体系の不公平さを解消し、オンラインでの無料手続きを早期に実現してほしい。
試しにMy Y!mobileでeSIMプロファイルを再発行してみた
さて、その後、筆者がどのようにしてnubia Flip 2のeSIMをiPhone 17 Proに移行したかも触れておきたい。オンラインで機種変更手続きをする場合、端末を購入する必要があるため、eSIMのデータだけを移行することはできない。となると、残る選択肢は、店頭での手続きしかないが、eSIMの移行だけで4950円かかる。これはnubia Flip 2の2年間の料金(960円)よりも高い。
何とかならないものかと、取りあえずMy Y!mobileで再発行を試してみることにした。「契約確認変更」から「eSIM設定」の「設定する」を選ぶと、eSIM再発行手続きの画面に移る。ここでは「同じ機種にeSIMを再インストールする」と「別の機種にeSIMをインストールする」という項目が表示されるが、再発行できるのは同じ機種にeSIMを再インストールする場合のみ。別の機種にeSIMをインストールする場合は、eSIMクイック転送、Android eSIM転送、またはY!mobileショップでの機種変更の手続き(有料)が必要な旨が記されている。
それでもお構いなしに、同じ機種にeSIM再発行の手続きを進めてみた。その後、SMSでeSIMプロファイルの情報が送付されたので、開くと、ダウンロード用のQRコードが表示される。これをiPhone 17 Proで読み取ったところ、問題なくプロファイルをインストールできた(!)。QRコードは、Y!mobile回線の同一スマホでしか読み取れないのかと思いきや、異なるスマホでも読み取れるようだ。それから半年ほどたつが、問題なくiPhone 17 ProでY!mobile回線を利用できている。
上記のeSIM再インストールを試したのは2025年10月だったが、2026年4月13日に、今度はiPhone 17 Proからnubia Flip 2にeSIMのプロファイルを戻し、nubia Flip 2から再びiPhone 17 ProにeSIMのプロファイルを移したが、双方問題なく通信できている。
なお、eSIMプロファイル情報のSMSが送信されるまではタイムラグがあるため、すぐに切り替えたければ、「eSIM設定に戻る」を選び、eSIM再発行の画面で「表示する」を押すと、プロファイルダウンロード用のQRコードが表示される。その後、切り替え先のスマホでQRコードを読み込んで設定し、切り替え元端末のMy Y!mobileで「切替する」を選ぶと、回線が切り替わる。この切り替え作業はSMSからプロファイル情報を表示する場合も同様だ。
編集注:My Y!mobileにてeSIM再発行を利用して別OS端末へeSIMプロファイルを移行することは、メーカーおよびキャリアの動作保証外です。試す際は自己責任で行ってください。
SoftBankとY!mobileで不公平な状況に
ソフトバンクとしては、再発行による異なる端末へのeSIM移行は推奨しないため、公式サイトには案内していない。しかし、スマートフォンがSIMフリーになり、回線と端末を自由に選ぶという使い方は当たり前になりつつある。Y!mobileでは扱っていないスマートフォンをY!mobile回線で使うという人も多いだろう。
ソフトバンクではかつて、iPhoneとAndroidで専用のSIMカードを提供していた。現在は相互利用できるものの、異なるOS間でのeSIM移行が推奨されないのは、こうした以前の名残が影響しているのかもしれない。ソフトバンクでは「機種やOSによって設定やサービスなどが異なる場合がある」という問題がまだ解消しきっていないのだろうが、それにしても「eSIMの移行で4950円」は不合理だと感じる。
2025年10月にソフトバンク広報に確認した際、「eSIM再発行に関する手数料の在り方や、異なるOS間のeSIM転送など、お客さまのニーズを踏まえながら検討していきます」との説明だった。その結果、Y!mobileではeSIM再発行や物理SIMからeSIMへの切り替えにかかる手数料は無料になったが、異なるOS間のeSIM移行には、いまだ4950円が発生する。
SoftBankブランドでは機種変更手続きによるeSIM移行がオンラインなら完全無料になったのだから、Y!mobileも同様にしてほしいところだが、ブランドの差別化やニーズを鑑みた対応なのだろう。しかしブランド間で不公平な状況が生じているので、今後の改善に期待したい。
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