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Xiaomiの前に、中国スマホの“雄”だったMeizu、またしてもピンチ:山根康宏の海外モバイル探訪記(2/2 ページ)
今度こそ市場から撤退を余儀なくされてしまうかもしれません。
MeizuはOSの開発にとどまらずスマートフォンの展開も進める一方、AIoT機器としてスマートグラスも展開しています。SNSのXの日本公式アカウントも立ち上げ(@meizujp_)、StarV Viewなどのスマートグラス製品を紹介しています。AIoT製品に関しては、今後もラインアップを強化し、グローバル向けのニッチ市場で存在感を維持していくことが期待されます。
一方のスマートフォンは、昨今のメモリ価格の高騰に加え、中国市場も出荷台数は横ばいが続いており、そこに大手メーカーが多数の新製品を投入し、激しいシェア争いを繰り広げています。世界シェア2位のSamsungがシェア上位に食い込めないほど競争は厳しく、Meizuが主戦場とする母国ではスマートフォンを出したとしても、よほど突き抜けた特徴がない限り話題にも上りません。
スマートフォンメーカーとしてのMeizuは、もはやかつてのような存在感を取り戻すのは難しく、「Flyme Auto」をはじめとする車載OSや、スマートグラスを含むAIデバイスメーカーとして生き残る道しか残されていないように感じます。中国スマートフォンの元王者は、静かに消え去るのではなく、モバイルからモビリティとAIデバイスへと軸足を移すことで、形を変えながら生き延びようとしています。
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