iPhoneで「フォートナイト」復活、Epic Gamesが独自ストア公開 Appleの「5%手数料」には苦言
Epic Gamesは、日本国内のiPhone向けに「Epic Games Store」の提供を開始した。政府によるモバイルソフトウェア競争促進法の可決を受け、人気ゲーム「フォートナイト」などがiOS端末で再び遊べるようになる。同社はAppleによる独自の制約を批判しつつ、規制当局と連携して公平な競争環境の実現を目指す。
Epic Gamesが5月1日、日本国内でiPhone向け「Epic Games Store」を公開し、アプリのダウンロードを可能にした。これに伴い、「フォートナイト」と「Rocket League Sideswipe」の提供を開始した。
今回の展開は、「スマートフォンソフトウェア競争促進法(スマホ新法)」が施行され、App Store以外のアプリストアが展開可能になったことを受けたもの。なお、Android向けのEpic Games Storeは公開されている。Epic Gamesは2020年、高額な手数料を理由にフォートナイトをApp StoreやGoogle Playから削除したが、Androidに続き、iOSでも復活する形となった。
iPhoneユーザーは、フォートナイトの新シーズンである「Fortnite チャプター7 シーズン2:フォートナイト・ショーダウン」を楽しめる。プレイヤーは2つのチームのいずれかに参加し、武器やアイテムをアンロックできる。また、モバイル版をダウンロードして友人を招待したユーザーには、新しいコスチュームの「Yeddy」を配布するなどの特典も用意する。
Epic Games Storeのページにアクセスしたら、ページ右上の「ダウンロード」からストアアプリをダウンロードできる。「インストール」をタップするとデバイスの設定画面になるので、「Epic Games Inc.のアプリを許可する」を選択し、案内に従ってインストールを完了する。
ゴールデンウイークに合わせたイベントも開催する。VTuberの星街すいせい氏は、5月2日に「STELLAR in Fortnite」と題したインタラクティブな音楽パフォーマンスを実施する。同氏のアイコンシリーズバンドルもショップに再登場する予定だ。この他、5月9日までの期間中は、過去の人気アイテムの復刻や、日本人クリエイターによるロッカーバンドルの販売などの施策を展開する。
一方で、Epic Gamesは「Appleは引き続き、iPhone上でサードパーティー製アプリストアがApp Storeと競争することを意図的に困難にしている」と批判する。Appleが未完了の取引を含む報告義務や、5%の「コアテクノロジー手数料」を課していることが、開発者の参入を妨げていると指摘している。
同社は公正取引委員会に対して、「Appleが競争を妨げる違法な手数料を課すことを禁じるよう強く求めていく」構えだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
Epic Gamesが独自アプリストアをAndroidとiOS版で展開 日本ではAndroid版のみ利用可能
Epic Gamesのモバイル版オンラインストア「Epic Game Store」が登場した。iOS版はEU圏内のみとなるが、日本でも2025年内の配信を目指しているという。
アプリストアから消えたフォートナイト――「手数料30%問題」と「力関係の変化」を考える
米エピック・ゲームズの人気ゲーム「フォートナイト」が、突然App StoreやGoogle Playから削除されるという驚きの事態が起きた。アプリに独自の課金システムを導入し、規約違反となったことがその直接的な理由。ここにはアプリストアの手数料に対する根強い不満と、ストア側とアプリ開発者側との力関係の変化がある。
iOS向けアプリストア「あっぷアリーナ!」登場 厳選ゲームタイトルを配信、アプリ内課金で10%還元も
BBSSは、iOS向けアプリストア「あっぷアリーナ!」の提供を3月31日に開始した。独自の編集チームによるゲーム紹介や、課金額の最大10%を還元するポイントシステムを特徴とする。クラウド上でストレージを消費せずに10分間ゲームを試遊できる機能も備え、新たなゲーム体験を提案する。
「スマホ新法」を巡るAppleとGoogleの動き App Storeの競争力が上がる一方で“iOSのGoogle化”が進む?
「スマホ新法」の施行により、代替アプリストアや外部決済サービスの導入が必須になった。Appleは、iOSに代替アプリストアや外部決済サービスの導入を余儀なくされた。手数料については決済手数料を切り出し、5%に設定したことで、外部決済サービスのアプリ内決済は導入の難易度が高くなった。
2025年12月に施行された“スマホ新法”、ユーザー目線ではどんな影響がある?
2025年12月施行の「スマホ新法」をスマホユーザー目線で解説する。外部ストア解禁、ブラウザを選べる新画面とは?




