メルカリが「新リユースECサイト」を立ち上げたワケ 品質保証で中古スマホの不安解消を目指す(2/2 ページ)
メルカリは7月14日、専門事業者が品質を保証するリユース品を販売する新たな独立したECサイト「m department」の提供を開始した。このサービスは、物価高でリユース需要が高まる一方、高額商品の購入における最大の障壁となっていた「偽物や故障などの品質に対する不安」を解消するために誕生した。ソフマップやBelongなどの出店パートナーが厳格な品質チェックやデータ消去、充実した保証などの実務を担うことで、新品と中古に次ぐ「第3の市場」の開拓を目指している。
メルカリとは異なるサイトを用意した理由 販売手数料は10%
メルカリは、サービスの仕様や今後の展望についても示した。
篠原氏は、メルカリアプリとは別のWebサイトとして立ち上げた理由を、「これまでリユース品を利用したことのない方がメインターゲットになっているためだ」と説明した。
さらに、リユース品を避けていた人々に対し、プロが品質を保証するという安心感をしっかり打ち出す必要があり、独立したECサイトとすることで専門事業者による品質保証や返品体制の充実といった特徴を際立たせる狙いがあるという。
専用サイトへの導線については、「現在はメルカリ内にバナーを設けて誘導を行っているが、今後はユーザーが自然に認知して訪問できる導線をさらに提供していく予定」とした。
メルカリとのすみ分けや連携について、メルカリは新しいものに出会える宝探し感覚で商品を見つける場所であるのに対し、m departmentは「こだわりのアイテムをプロの保証のもと納得して選びたいニーズに応える場所である」と位置付けた。
その上で、既存ユーザーがm departmentを利用する最大のメリットとして、「メルカリで不用品を売って得た売上金をm departmentでの買い物にそのまま利用できる仕組みを用意している」点を強調した。これにより、不用品を売ったお金を活用してプロが保証する高品質なリユース品をさらにお得に購入することが可能となる。
それに関連し、メルカリが徴収する手数料について、篠原氏は「販売手数料は10%であり、出店料はかからない」と明言した。メルカリは、2027年初頭には買い取りサービスの提供を開始する予定だ。篠原氏は、今後も順次取り扱いカテゴリーを拡大していくとともに、厳正な審査基準を満たす専門事業者を募り、出品の拡充に努めていく姿勢を示した。
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