Google、iPhone→Pixelへの乗り換えを楽に どう便利になるのか解説
Googleは他OSからGoogle Pixel端末へのデータ移行プロセスを大幅に刷新した。端末購入直後から事前準備を可能にし、パスワードやeSIMを含む多様なデータのワイヤレス転送に対応する。さらに移行後30日間にわたるリマインド機能でやり残した作業をフォローする仕組みを整えた。
Googleは、他OSからGoogle Pixel端末への移行プロセスを大幅に簡略化する。これまでユーザーが感じていた「データの移行が面倒」「パスワードの再設定が大変」といった不安を解消し、よりシンプルでスムーズな乗り換え体験を提供する。秋冬商戦に向けiPhoneからの移行を狙う。
端末が届く前から「乗り換え準備」が可能に
今回の大きなアップデートの1つは、Google ストアで端末を注文した段階からデータ同期の準備ができるようになった点だ。注文後に届くメールのリンクから、事前にデータをクラウドへバックアップしておくことで、新しい端末が手元に届いた瞬間からスムーズにセットアップを開始できる。
また、Google Pixel 11シリーズ(11/11 Pro/11 Pro Fold)の購入者には、特典として5TBの大容量ストレージ(Google One AI プレミアムのお試し期間)が提供される。これにより、移行に必要な大量のデータも容量を気にせずクラウド経由でアップデートすることが可能だ。
移行できるデータの種類と精度も向上した。従来はケーブル接続が必要だった多くの項目が、Wi-Fi経由(ワイヤレス)での転送に対応し、さらにローカルに保存されている多様なデータをそのままGoogle Pixelへ引き継げるようになっている。
Google Pixelへのデータ移行における対応項目一覧。データ転送機能の刷新により、移行可能な項目が大幅に拡大した。比較表では、従来はケーブル接続が必須だった項目や転送不可だったデータが、Wi-Fi経由でもスムーズに移行可能になったことが示されている。パスワードやパスキー、eSIM、ランチャーのレイアウト、ボイスメモ、Wi-Fiログインデータなど、日常利用に欠かせない細かな設定まで網羅。ケーブル不要でより多くのデータを引き継げる新プロセスに要注目だ
具体的に移行可能となった主なデータ項目は以下の通りだ。
- アカウント/セキュリティ/設定関連
- eSIM(※一部のeSIM移行では追加操作が必要な場合がある)
- Google アカウント
- パスワードとパスキー(iOS 16.5以降の端末などから直接転送可能に)
- デバイス設定
- Wi-Fi ログインデータ
- 時間とアラーム
- 壁紙(カスタム写真)
- ランチャーレイアウト(ホーム画面の配置構成など)
- メッセージ/コミュニケーション関連
- 通話履歴
- 連絡先(デバイス内保存、iCloud、クラウド同期データ)
- テキストメッセージ & iMessages + 添付データ
- メディア/ファイル/コンテンツ関連
- 写真および動画
- ボイスメモ
- メモ(Google Keep等への移行では、テキストだけでなく画像などの添付データやラベリング情報も保持)
- カレンダーの予定(デバイス内保存、iCloud 同期含む)
- MP3および音声ファイル
- アプリ(Google Play で提供されている無料アプリの再インストール・引き継ぎ)
特に、Google Keepへの移行では、テキストだけでなく画像などの添付ファイルやラベリング情報まで保持されるなど、各項目の転送の充実度も大きく改善されている。
移行後30日間の「寄り添うサポート」
端末の初期設定が終わった後も、ユーザーが細かい作業で困らないよう、Googleはフォローアップ機能を導入。移行後30日間にわたってリマインド通知が表示され、以下のような作業をサポートする。
- 具体的な内容
- コピーし忘れたデータの提案:初期設定時に移行しなかったデータの追加コピーを案内する
- 認証手続きのガイド:クレジットカードの認証(Google Pay等)が終わっていない場合の手続きを促す
- サブスクリプションの整理:旧OS(App Store)で契約していた定期購入(サブスク)がある場合、二重支払いを防ぐための解約案内などを表示する
なお、定期購入、リマインダー、一部のサードパーティー製アプリやデータは自動で転送されない場合があるという。
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