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「Yahoo!カレンダー」を「LINEカレンダー」へ刷新 単独アプリ化の背景と追加された新機能を解説(1/2 ページ)

LINEヤフーは2026年3月、LINEのトーク画面上で予定の作成からリマインドまで行える機能「LINEカレンダー」の提供を開始した。当初は既存の「Yahoo!カレンダーアプリ」を終了し機能統合する予定だったが、ユーザーの要望を受けて同アプリを「LINEカレンダーアプリ」へ順次リニューアル配信した。単独アプリ版はウィジェットやスタンプ機能、外部カレンダー連携などを備え、日常のコミュニケーションと予定管理の融合を目指す。

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 LINEヤフーは2026年3月、コミュニケーションアプリLINEのトーク画面上で予定の作成から管理、リマインドまでを一貫して行える機能「LINEカレンダー」の提供を開始した。

カレンダー機能の単独アプリやウィジェットを望む声が増加

 従来のLINEユーザーは、トーク画面で日程を調整しながら別のカレンダーアプリや手帳で予定を管理しており、アプリ間を行き来する手間を抱えていた。特に10代から20代までの女性を中心にLINEの中で予定管理を完結させたいという需要が高まっていたため、同社は会話の流れを遮らずに予定を組み込める仕組みを構築した。

 メッセージ内の日付テキストをタップして予定を作成できるハイパーリンク機能や、メッセージ長押しメニューからの作成動線、出欠確認ができるグループ共有カレンダーなどを導入し、同社はコミュニケーションと予定管理を連携した。

 LINEヤフー コンテンツ&メンバーシップドメイン ID会員サービスSBUの山本佐恵氏は、「3月にLINE内でリリースしたカレンダー機能は、グローバルで約4900万MAUと大変好評を得ている。SNSを中心に、ウィジェット化できればもっと便利になる、ホーム画面からアクセスしたいといった単独アプリやウィジェットを望む声を多くいただいた」と提供の背景を明かした。トーク画面から予定を登録する手軽さを保ちつつ、複数のグループ予定や個人の予定をまとめて確認できる環境を整えた格好だ。

LINEカレンダー トーク画面
LINEカレンダーのイメージ。画面はトーク画面に予定作成・変更の通知が届いた様子
LINEカレンダー カレンダーアプリ
LINEカレンダーは個人で予定を作成するのか、それともグループ内共有にするのかを選択できる

Yahoo!カレンダーアプリをLINEカレンダーアプリに刷新

 同社は当初、2004年から提供している「Yahoo!カレンダーアプリ」を終了し、Yahoo! JAPANアプリへ機能を統合する方針を掲げていた。しかし、単独のカレンダーアプリとして継続利用を希望するユーザーから多くの意見や要望が寄せられたため、同社はサービス方針を再検討したという。その結果、Yahoo!カレンダーアプリを「LINEカレンダーアプリ」へアップデートし、単独アプリとしてサービスを継続することを決めた。

 当初、同社は7月の提供開始を予定していたが、社内でのドッグフーディング(事前試用)を重ね、グループを選択して予定を投稿する際の誤操作防止策など画面導線の改善を徹底し、9月下旬よりYahoo!カレンダーアプリをLINEカレンダーアプリへと順次リニューアル配信した。

 端末の自動アップデートを有効に設定しているユーザーは、アプリの更新に伴い自動的にLINEカレンダーアプリへ切り替わる。一方で、長年親しまれてきたWeb版やYahoo! JAPANアプリ、Yahoo!メール内のカレンダー機能は引き続き閲覧や設定が可能であり、同社は今後のブランドの扱いやサービス展開について慎重に検討を続けている。

 提供時期の遅れについて山本氏は、「社内でのドッグフーディングや改善を重ねた結果、10月になってしまった。特に社内でも、友達のグループに間違って投稿しないかという点が大きなポイントだった。単独アプリではまずグループを選んで予定を投稿するフローになるため、誤操作が生じないよう分かりやすい導線の改善を重ねた」と説明した。

 Yahoo!カレンダーの今後について山本氏は、「Yahoo!カレンダーについても20年間とても好評を得ている機能だ。そのため今後についても慎重に検討を続けていきたい」と述べた。

LINEカレンダー ユーザーフィードバック
ユーザーから寄せられた多くの意見や要望を受けて改善とサービス継続を伝えるプレゼン画面
LINEカレンダー アプリアイコン
iPhoneのホーム画面上に配置されたLINEカレンダーアプリの新しいアイコン

182種類の予定スタンプを用意 直感的な操作や予定の通知にも工夫

 新たに登場した単独アプリ版のLINEカレンダーは、トーク画面起点の手軽さに加え、カレンダーアプリとしての高い操作性と視認性を備えた。ユーザーは、スマートフォン画面で予定を素早く確認できるウィジェット機能や、182種類の予定スタンプ、ドラッグ&ドロップによる直感的な予定の移動やコピー機能を利用できる。

 また、1つの予定に対し、LINEカレンダーアプリとLINEアプリの両方からリマインドの通知を送付でき、大切な予定を忘れないよう工夫した。2026年6月にはスマートフォンの標準カレンダーとの連携機能も実装され、ユーザーは外部カレンダーの予定もまとめて管理できるようになった。

 さらに、ユーザーはLINEアカウントとYahoo! JAPAN IDを連携することで、過去にYahoo!カレンダーへ登録した予定をLINEカレンダーアプリ上で閲覧できる。ただし、単独アプリ上でのYahoo!カレンダーの予定編集や削除には非対応であり、単独アプリで新規作成した予定もYahoo!カレンダー側には反映されない仕様だ。

 プライバシー面でのこだわりについて山本氏は、「LINEの友だちとの予定だけでなく、プライベートな予定管理もできる。友だちに共有されるのはその相手との予定だけであり、共有の便利さとプライバシーを両立させるUI/UXに注力した」と強調した。

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