News 2003年6月9日 10:59 PM 更新

News Weekly Access Top10(2003年6月1日−2003年6月7日)
“光る円盤”なんて欲しくない

Top10の1位に輝いたのは、DVDダビングソフト「Clone DVD」の記事。“DVDコピー”の話題が花盛りだが、好みのタイトルがいつでも好きな時に鑑賞できれば、“光る円盤”を手元に置いておきたいとは思わない。

News Weekly Top10 6月1日〜6月7日
1位 「合法的DVDダビング」の需要はどれくらい?――エッジ、「CloneDVD」発表
2位 痛快? それとも無謀?――PSPとPSXに見るソニーの半導体戦略
3位 ウホッ、いいカード……! ネトラントレカをゲットせよ!
4位 ファイル交換は“第3の時代”へ
5位 Netscapeが生き延びていてくれたら……
6位 「映画1本を数秒で」ダウンロードできる高速化システム
7位 モナーはFlashに乗って海を渡る
8位 どうなる、MSのブラウザ計画?
9位 ソニーが「VAIO Media」で描く未来
10位 “やんちゃ”な「Afina」が復活――第1弾は10万円切る“スタイル重視”の一体型

Weekly Top10 先週のTop10は、先々週のトピックスであるエッジのDVDダビングソフト「Clone DVD」が1位を獲得。2週続けてのランクインとなった。

 CloneDVDには、デジタルコピー防止の暗号技術「CSS(Content Scrambling System)」が施されており、CSSを使ったDVD-Videoはコピーできないことになっている。だが、これが「有名無実」だということは、6月2日の記事にあるようなDVDコピーツールが数多く出回っていることからも分かる。

 人並み程度に“映画好き”な筆者は、月に1、2枚のDVDソフトを購入する。以前は、レンタルショップを利用したりもしていたが、返却が面倒なのと、お気に入りの映画は手元に残して何度も見たいという性格から、購入派に転向したのだ。

 もっとも、棚に並んだ映画タイトルを眺めて悦に入る趣味は、あいにく持ち合わせていない。そして、前評判だけで手を出したDVDタイトルの中には、購入したことを後悔する映画も少なくない。

 Top10の6位にあるような、「映画1本を数秒で」ダウンロードできる高速化システムと、強固な著作権保護の仕組み、そして(これが重要だが)低料金の課金システムが実現すれば、少なくとも筆者は、“光る円盤”を手元に置いておきたいとは思わない。  

[西坂真人, ITmedia]

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