MDを1Gバイトストレージに ソニー「Hi-MD」規格発表
ソニーは1月8日、MD(ミニディスク)の新規格「Hi-MD」(ハイエムディー)を発表した。現行MDとの再生互換性を確保しつつ、現行MDの録音時間を約10倍に拡張できる。また1Gバイトの専用ディスクも開発、最大45時間の録音が可能な上、PC用リムーバブルデータストレージメディアとしても利用できる。
現行のMDディスクをHi-MDに初期化し直すことで記録方式を効率化し、約2倍に高密度化できる。80分メディア(177Mバイト)なら、Hi-MDに初期化することで305Mバイトに拡張される。レーザー波長は780ナノメートルと現行MDと同じ。
またHi-MD専用の1Gバイトディスクも開発した。「Domain Wall Displacement Detection」(DWDD)技術を業界で初めて採用して大容量化している。これはレーザー照射時の温度差を利用してレーザースポットよりも小さい記録マークを一時的に拡大して読み出す技術だ。
音楽ファイル圧縮形式は「ATRAC3plus」を採用。Hi-MDフォーマットの80分ディスクでビットレート48Kbps時に13時間30分の録音が可能としている。またリニアPCM録音にも対応し、市販CD並みの高音質録音・再生も可能だ。
ファイルシステムにFATを採用したため、画像やテキストファイルなど、PC用のデータファイルも保存できるようになった。USBマスストレージもサポートし、PCと接続することで自動的に外部ストレージとして認識される。
著作権保護技術として「OpenMG」と「MagicGate」を採用している。ディスク上のコンテンツには暗号化が施され、また「Serial Copy Management System」(SCMS)にも対応した。
MDは1992年にソニーが商品化したデジタル音楽記録用ディスク。PCと接続して直接楽曲データをダウンロードできる「Net MD」や、録音再生時間を拡張する「MDLP」規格などが追加され、2003年度末までの累計出荷は対応機器が約8000万台、ディスク約11億枚となる見込み。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
Ankerのスピーカーでまた発火事故 過去にも5回の火災で回収・交換中 消費者庁「直ちに使用中止を」
-
2
縦読み漫画アプリ「comico」サービス終了へ 13年の歴史に幕 購入作品は「めちゃコミック」で引き継ぎ可能
-
3
千葉水害、半数以上が“ハザードマップの浸水エリア外”で起きていた ウェザーニューズ調査より
-
4
LINE着せかえ“デザイン崩れ”問題、返金フォーム設置 ただ「返金できない場合も」
-
5
「うんこミュージアム」公式サイト改ざん被害、個人情報4人分流出のおそれ
-
6
中国のCGアニメ映画「牛来」、“AI生成よりひどい”と話題で逆にヒット 興収は一気に350倍以上に
-
7
両毛システムズ、社内システムに不正アクセス被害
-
8
「さくらのレンタルサーバ」に不正アクセス 583アカウントが不正ログイン被害、個人データなど漏えいのおそれ
-
9
スマートリングは日本でブレイクするか 高精度な睡眠モニターと分析の「Ultrahuman Ring AIR」を試す
-
10
LINE着せかえ「アイコンがデフォルトに戻る」問題、対応完了時期示さず クリエイターズは「審査に時間がかかっている」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR