SECURITY SHOW 2004
巡回警備用ロボット“アルテミス”、東京ビッグサイトに降臨
東京ビッグサイトで開幕した「SECURITY SHOW 2004」では、テムザックの新型ロボット「T63アルテミス」のデモンストレーションが行われている。アルテミスは、あらかじめ設定したルートを自律的に巡回、警備する警備用ロボット。公共施設や商業ビル、病院などでの利用を想定しており、4月からはレンタル事業を開始するという。
テムザックは、2002年3月にNEDO(新エネルギー・産業技術開発機構)の速効型地域新生コンソーシアム研究開発プロジェクトで巡回警備ロボットの試作第1号機「QC-SR」を開発し、2003年4月には移動性能の向上と小型化を図った第2号機「T62K」を発表している。T63アルテミスは、これら試作機をベースに改良をくわえ、実用化につなげた初の製品だ。
まず、リチウムイオンバッテリーの採用などによって稼働時間を最大約8時間に延ばした。また、走行時の静音性や安定性といった基本性能も向上。走行速度は時速7キロになった(巡航速度は約3.5キロまでの任意設定)。もっとも、移動手段は車輪のため、階段などは上れない。そこで左手にボタンを押すのに適した機構を備え、エレベーターを利用して各フロアを移動することができるようになっている。一方の右手は、ドアの開け閉めに適した形状だ。
スカート部には人感センサーや炎センサーを備え、巡回中にセンサーが反応するとPHS回線などを使って警備センターに通報する。通報を受けた警備担当者は、無線LANもしくはPHSを介してアルテミスを遠隔操作可能になる。「アルテミスの目(カメラ映像)で状況を判断し、電話回線などを通じて警備担当者の声で警告できる。また、不審者に対して蛍光塗料が入ったカラーボールを発射したり、視界を遮るために霧を噴射することも可能だ」(同社)。
テムザックでは、4月以降、アルテミスを年間300万円でレンタルするビジネスを開始する。既に同社サイトでは申し込み受け付けを開始しており、「複数の問い合わせを受けている」(同社)状況だ。なお、レンタル時には4年以上の契約が条件だという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
“自動で耳コピ”アプリ、ヤマハが無料公開 音源読み込み→3分でピアノ譜に
-
2
無人タクシー、東京で来年運行へ GO、Waymo、日本交通が合意
-
3
初代Switchに脆弱性 QRコード読み取りで情報漏えいの恐れ 深刻度「高」
-
4
マンガ数冊「105万円でSOLD」物議、メルカリ“マネロン疑惑”を否定「その価格で売れていない」……ならばなぜ?
-
5
「AIで効率化しても仕事が増えるだけ」──月○時間浮かせても報告しない社員たち 広がる“AI版静かな退職”
-
6
不正アクセスで「当選」が「落選」に改ざん ウルトラマンショップのLINE整理券システムで被害
-
7
録画した番組を「Googleドライブ」「OneDrive」に保存 パナソニック新型「DIGA」で
-
8
悪質UIを体験できる「ダークパターン博物館」が話題 解約迷路、偽の閉じるボタンなど 全8種
-
9
パナのBDレコーダーが“クラウド録画”に対応 何ができて、何ができない?
-
10
Appleの「iPhone Duo」は、折りたたみスマホの未来を開くのか、閉じるのか
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR