kmタクシー、デジタル無線とGPSを利用した新サービス
タクシー業界最大手の国際自動車(kmタクシー)は、デジタル無線とGPSを利用した新サービス「My Taxi」を発表した。タクシーの現在位置を把握し、乗客の要望に合ったドライバーの手配や配車の迅速化を可能にするという。情報システムの高度化をCS(顧客満足度)の向上につなげ、不況
タクシー業界では、コントロールセンターとの連絡にアナログ無線が使われてきたが、都市部における周波数の逼迫やデータ伝送に対するニーズからデジタル化が求められている。デジタル無線では、伝送効率が従来の約4倍となり、また車両の位置情報、運行情報、料金課金情報などのデータを同時に伝送可能だ。
「従来のアナログ無線では、音声で車両を探すしか方法がなかった。しかし、電波状況によっては近くにいる車両が応答できなかったり、逆に遠い場所にいる車両が応答して到着までに時間がかかるケースも多かった」(国際自動車の波多野康二社長)。
デジタル無線では、GPSによってタクシーの現在位置をセンター側が常時把握しているため、もっとも近くにいるタクシーを検索・手配する。試験運用では、配車までにかかる時間が従来の5分の1にまで短縮できたという。
また、利用者は依頼時にドライバーや車のサイズなどを指定することができる。「海外のお客様を迎える際は外国語の話せるドライバー、あるいは女性が深夜に帰宅するときに女性ドライバーにお願いしたいといったケースが考えられるだろう」。
一方、ドライバーは、ディスプレイに表示される文字や音声読み上げ機能を通じて、乗客を乗せる前に顧客情報を得る。たとえば、“車椅子の乗降介助が必要”“玄関でドアコール”といった要望を到着前に把握し、サービスに役立てることができるという。
国際自動車では、2003年11月19日にデジタル無線の許可を受け、既存のCTIシステムなどとの統合を進めてきた。既に同社および提携会社が所有する2000台のタクシーにGPSとデジタル無線システムを搭載済み。18日から本格的にサービスを開始する。波多野社長は、「乗客の目的や嗜好に応じたタクシーを迅速に提供することで、乗客から見て、“タクシーを自分専属のドライバー付きマイカー”のように利用できるサービスを目指したい」と話している。
なお、「My Taxi」サービスを利用するためには、氏名、電話番号、希望の送り迎え先(2カ所まで)などを登録した会員カード「km My Taxiカード」を入手する必要がある。初期費用、年会費などは不要。登録は、電話もしくはメールで受け付けている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR