SCOに訴えられたAutoZoneが裁判保留を要請
米SCO Groupから訴訟を起こされたLinuxユーザー企業の1社であるAutoZoneが、SCOの関係するほかの3件の訴訟の決着が付くまで、裁判を保留するよう裁判所に要請した。またAutoZoneは、SCOはどの著作権が侵害されたかを明確にしていないと苦情を述べている。
AutoZoneは自動車部品の販売業者。同社はネバダ州の米連邦地裁に先週末、保留要請を書面で提出した。この書類の中で同社は、LinuxがSCO保有の著作権を侵害しているかどうか、およびSCOがそもそもUNIXの著作権を保有しているのかどうかは、IBM、Red Hat、Novellを当事者とする訴訟でも取り上げられていると指摘し、「SCOがAutoZoneに対して掲げている容疑の重要部分は、(IBM、Red Hat、Novellの)訴訟によって解決するだろう」と述べている。
SCOは3月、Linuxを利用することで同社保有のUNIX著作権を侵害したとしてAutoZoneと自動車大手のDimlerChryslerを提訴した(3月4日の記事参照)。またSCOはそれ以前から、IBM、Novell、Red Hatとの訴訟を抱えている。
AutoZoneとDaimlerChryslerはいずれも、過去にSCOと取引があった。AutoZoneはかつて、米国内の約500のPOSシステムでSCOのUNIXを採用している。
デラウェア州の米連邦地裁は先日、SCOとRed Hatの訴訟を保留扱いとした(4月8日の記事参照)。理由は、取り上げられている著作権問題の多くがSCOとIBMの訴訟とだぶっており、「二つの異なる法廷が同じ問題を裁くのは司法資源の無駄遣い」(担当判事)と判断したため。AutoZoneは今回提出の書類で、この判断を引用している。
AutoZoneは、ネバダ州の連邦地裁に、もし訴訟保留要求が受け入れられない場合は、SCOにもっと詳細な情報を提示させるよう求めている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
5
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR