BBTV、大幅値下げ。会員4万人目指す
クラビットの100%出資子会社で「BBケーブルTV」を運営するビー・ビー・ケーブルは6月1日からサービス名称を「BBTV(ビー・ビー・テレビ)に変更すると発表した。これにあわせてサービス体系なども変更、6月10日からキャンペーンを展開して会員の大幅増を目指すという。「BBTV」はソフトバンクBBのバックボーン回線およびADSL回線を利用して、有線役務利用放送事業者であるビー・ビー・ケーブルが「Yahoo! BB」加入者を対象にして行う放送およびVOD(ビデオオンデマンド)サービス。
新しい料金体系では、現在、毎月の最低利用料が月額基本料金(税込み525円)とベーシックチャネル視聴料金(同2100円)を合わせた2625円だったのを切り離し、月額基本料金の525円だけにする。後はユーザーが自分の好みに合わせてベーシックチャネルやアラカルトチャネル、ビデオレンタルなどのサービスを選び、その料金を支払う仕組みだ。
ベーシックチャネルに必ず加入する義務はなくなるが、新規加入後2週間は無料で仮視聴サービスを提供、「ベーシックチャネルへの加入を促していく」(同社)という。ベーシックチャネルは現在21チャネルだが、6月1日から「LaLa TV」(ジュピターエンタテインメント)など2チャンネルが追加されるなど、7月1日時点で25チャンネルになる見通し。
またビデオのレンタル料金も、洋画・邦画の新作で従来514円だったのを360円に、30分のアニメを210円から150円にするなど、全体に3割前後値引きする。「ユーザーの意見を聞き、レンタルビデオの一般的な価格などと比較した結果、競争力のある価格に設定した」(同社)。
基本料の分離やレンタル価格の引き下げは、顧客単価や売上全体の低下をもたらす可能性があるが、「利用増や魅力あるコンテンツの拡充でむしろ客単価を上げたい。加えて会員増で売上も伸ばしたい」(同)。同社ではコンテンツ拡充の一環として、7月1日から「プロジェクトX」などNHKの映像コンテンツ200本の商用トライアルサービスを実施する(関連記事)。「今後は放送サービス以上にVODのサービス利用者が増えると見ている」(同)
このほかの会員増への施策としては、6月10日から8月31日まで、先着4万人を対象に「BBTVビデオもテレビも無料!キャンペーン」を実施。加入料金(1万290円)を無料にするほか、月額基本料金も年内無料、電子レンタルビデオを2週間見放題(9月30日購入分まで)にする。
現在、同サービスの加入者数は「数千人」(同社)で、4万人という数字は現状の会員規模をはるかに上回るものだ。この点について同社の橋本太郎社長は「昨年サービスをスタートさせたが、これまでは大々的なキャンペーンをセーブし、実際にどんなサービスが求められているのかなど、テストマーケティングを進めてきた。いわば準備期間だった」と説明。これからYBB!の販路や大手家電量販店300店、Yahoo!サイトなど各種販路を使った本格的な会員増を展開していくとの意向を示した。
現在1都3県だけで行っているサービスも、2004年秋には大阪・愛知、年内には全国主要都市に拡大。2005年をメドに全国展開を図るとの計画を明らかにした。
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