ソニー、米国でPDAから撤退へ
ソニーは6月1日、米国で年内にPDA「CLIE」の新製品は投入しない方針を決めたことを明らかにした。
同日リリースされた談話では次のように説明している。「ソニーは現在でも、携帯機器を当社の中核的なビジネス戦略の支柱と見なしている。現在、従来型のPDA市場の方向性について再検討を行っており、米国ではこの秋、CLIEの新モデルは投入しない。製品開発と販売は日本市場のみで継続する。この機会に従来型のPDA事業と、将来的にどのように変化していくかについて検討する」
ソニーが1~3月期中に出荷したCLIEは10万台を超え、調査会社IDCによればシェア3位、同四半期中にソニーが世界で出荷した台数の半分弱を占めている。ただ、この四半期は業界全体で前年比11.7%の減少となる中、ソニーが世界で出荷した台数は49.6%減少した。
PDAの買い替えに当たり、携帯電話や機能統合型のスマートフォンに目を向けるユーザーが増えていると、IDCのアナリスト、アレックス・スローズバイ氏は話す。携帯機器において通話機能は必須になっていると説明、「ソニーは(この市場で)あらゆる方向性を推進してきたが、これは拡大中の分野ではない。この流れが変わるとは考えておらず、(米国のユーザーにとって)携帯電話の方が優先度が高い」と話している。
ソニーの決定は、Palm OSを提供しているPalmSourceに大きな打撃を与えそうだ。ソニーが米国から撤退すれば、PalmSourceのビジネスの90%は、8カ月前にスピンオフしたばかりのpalmOneからもたらされることになる。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
4
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
5
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
6
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
-
7
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
「痺れるほどにミスを繰り返す」Gemini 3.6 Flashは変わった? 公開から1週間、当初のおバカ回答を今検証する
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR