DBの王者はOracle、それともIBM?
IDCとGartnerが2003年の世界データベース市場調査結果を発表したが、シェア首位のメーカーは、IDCの報告ではOracleだが、Gartnerの報告ではIBMとなっている。
米IDCは6月4日、2003年の世界リレーショナル(またはオブジェクトリレーショナル)データベース売り上げ総額は136億ドルと報告。トップは54億ドルのOracleで、シェアは39.8%だとしている。IBMは31.3%で2位、Microsoftは12.1%で3位。
だが、米Gartnerの先週の報告では、2003年のデータベースライセンス売り上げは71億ドルとなっている。またGartnerの推計では、IBMがシェア35.7%で市場首位、Oracleは32.6%で2位とされる。
IDCのアナリスト、カール・オロフソン氏によれば、IDCの数字は、ライセンス収入とメンテナンス収入の両方を含んでいる。各社の売り上げ伸び率は、Oracleが8.6%増、IBMが5.5%増、Microsoftが14.7%増だとする。
IDCによると、IBMの収入増は主に、顧客がメインフレーム版DB2に再コミットしたことと、メインフレームDB2ツールの好調が続いていることによる。Gartnerは、IBMはメインフレームとミニコン用で約15億ドル、ほかのシステム用で約10億ドルを売り上げたと報告している。
Gartnerのアナリスト、コリーン・グラハム氏は、「データベース市場全体を視野に入れた上で、メインフレームとAS/400上での約15億ドルを無視することはできない」と話す。
調査機関によって報告に差はあるが、Oracle幹部は首位堅持を宣言している。「顧客に聞けば、Oracleが依然ナンバーワンだと分かる。IBMは上位3社中、最も伸びが鈍い」とOracle技術マーケティング副社長のボブ・シンプ氏。
一方のIBMは、現在のポジションに満足だとする。「Gartnerは新規ライセンス収入に基づく市場全体のシェアで、IBMを3年連続で首位と報告している」と同社。
プラットフォーム別に見てLinuxが伸びていることは、IDCのオロフソン氏も認めている。「MicrosoftはLinuxに対応していないので例外だが、われわれが話を聞くベンダーはすべて、UNIXの数字が落ち、Linuxの数字が上がったと話している」と同氏。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
2
Anthropic、「Claude Opus 5」公開 Fable 5に迫る性能を半額で――サイバー安全策は緩和、拒否時は自動フォールバックも
-
3
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
4
「iPhone高騰」はこれからも続く? 中国CXMTに近づくApple、メモリ競合へのけん制が不発に終わりそうなワケ【後編】
-
5
「ニューロマンサー」実写ドラマ、Apple TV+で2027年1月配信開始へ
-
6
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
7
海外の新作バカゲー「電車アタック」にマンガ家が感心した理由 ブッ飛んだ内容と完成度の高さ、そして“日本”
-
8
「めっちゃカメレオン」公式Discord乗っ取り 担当者PCがマルウェア感染、管理者が全員BANに 現在は復旧
-
9
暑さ対策が熱い! 「猛暑対策展」で感じた、転んでもただでは起き上がらない日本人のエネルギー
-
10
スーパーに並んだ「ごちゃごちゃ生成AIポップ」が物議 “看板王”こと、きぬた歯科院長「これはアリ」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR