テロと戦うBlackBerry
長らくビジネスマン必須のガジェットだったResearch In Motion(RIM)のワイヤレスデバイス「BlackBerry」が、米国のテロ対策に加わった。
ボストンのローガン国際空港をパトロールするマサチューセッツ州警察の警官は、BlackBerryで不審人物・不審車両の身元確認を行っている。警官はこのデバイスを用い、現場で入手した情報を、LocatePlusのインターネットベースのXMLデータベースと比較する。LocatePlusの100テラバイトのリレーショナルデータベースには、2億人を超える米国民に関する情報が格納されていると同社は説明している。
このデータベースは、自動車の運転記録など、各種の公機関・私機関のデータを統合したもの。独自のデータマイニング技術により、LocatePlusはこのデータを分析し、個々の国民にセキュリティレーティングを付けている。情報はSSLで保護されており、この情報にアクセスするには、それぞれのBlackBerryをLocatePlusに登録しなくてはならない。
ローガン国際空港を警備する警察官は、BlackBerry経由で、即座に2億人の米国民の詳細情報を格納したデータベースにアクセスできる。LocatePlusはセキュリティレーティングの決め方を正確には公表していないが、CEO(最高経営責任者)のジョン・ラトレラ氏は、生まれたときから米国に住んでいるかや居住のパターンなどの要因がレーティングを左右することがあると話している。同様に、情報が少ない人物や住所不定の人物にはフラグが付くかもしれないと同氏は説明する。
ローガン国際空港は、9月11日の同時多発テロでハイジャックされた航空機4機のうち2機の出発港だったという不名誉を被って以来、将来のテロ攻撃を防止するための技術をいち早く採用してきた。
手荷物検査システムに加え、同空港はここ数年で求職者の身元を確認する文書認証システムを導入した。また、ほかにもバイオメトリクス認証システム、熱探知カメラなど多数の技術をテストしていると、同空港を運営するマサチューセッツ港湾局は述べている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「Xが情報収集に役立たない……」熊本地震で不満の声続出 「Twitterを返して」
-
2
メルカリ、梨の転売疑惑に「盗品の出品は確認されず」 誹謗中傷には利用制限も
-
3
「こんなのに追われたら……」急斜面もやすやす爆走、中国製の車輪付き四足ロボのデモ動画が話題 最高時速20km超
-
4
検索結果に「詐欺ではありません」と表示させる詐欺手口、警視庁が注意喚起 AI要約も餌食に
-
5
はてな、11億円流出の調査報告書を公開 偽警察、口外禁止、残業・休出200時間超、孤立……ほころびが連鎖
-
6
Z世代に聞く次の流行、「AIイラスト」が1位に 「Claude Code」も上位
-
7
携帯各社、熊本の一部で通信障害 震度7の地震で 他社回線につながる「JAPANローミング」開始【追記】
-
8
東野圭吾さん死去、Xなどで追悼相次ぐ 「ガリレオ」など数々の人気作、エンジニアから転身
-
9
NVIDIAやMicrosoftなど30社超、オープンAIの防御ツール共同開発の「Open Secure AI Alliance」設立
-
10
農水省の“クソダサ”ポスター話題 「AIよりよっぽど良い」の声も 担当者に狙いを聞いた
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR