Googleやオリンピックを利用するスパムの新手口
紛らわしく、場合によっては有害かもしれないメッセージをユーザーに開かせる新たな手口を使って、スパム業者は最近、Googleやオリンピック、US Bankをターゲットにしている。Web・メールフィルタリングソフトベンダーの米SurfControlが明らかにした。
「スパムと電子メールに関連するリスクへの認識は高まっている。このためスパム業者は、絶えずエンドユーザーをだます新たな手口を作り出さなくてはならない」とSurfControlのグローバルコンテンツ担当責任者スーザン・ラーソン氏は発表文で述べている。「企業はこうした新しい手口に用心するべきだ」
SurfControlの説明によると、今週発見されたGoogle詐欺メールは、「Google, #1 Search Engine」という件名で届く。このメールはユーザーに、ポップアップ広告やスパイウェアを遮断する最新のGoogleツールバーをダウンロードするよう求め、実行可能形式のツールバーのダウンロードリンクに誘導する。しかし、このダウンロードファイルはウイルスに感染している可能性が高いと同社は警告している。
同社によると、このメールは少なくとも2つの側面から、詐欺であることが分かる。まず、送信元アドレスがGoogleではなく個人になっている。次に、ツールバーのダウンロードリンクのIPアドレスが、一攫千金計画やそのほかの詐欺のガイド「The Essential Underground Handbook」を販売する不審なWebサイトと一致するという。
またSurfControlの調査チームは、スパム業者はHTMLを使うよりも、次第にメッセージに画像を埋め込むようになっているとも語る。このやり方なら、Microsoft Outlookで提供されている、HTMLベースのグラフィックを遮断するスパム対策機構を回避できる。さらにテキストがすべて埋め込み画像の一部となるので、従来のスパムフィルターのテキストスキャン機能も回避できると同社は説明する。
同社はこの手口を今週3通のスパムメッセージで発見した。そのうち1通は、フィッシング詐欺の一環としてUS Bankを装っていた。
また、アテネオリンピックの熱狂を利用して、米連邦スパム対策法を回避しようとする詐欺メールも発見された。「オリンピック競技会」「オリンピックメダル」「アテネ2004」「アテネ大会の順位」といった件名で、獲得メダル数の最新集計結果を提供しているように見える。
しかし、集計結果の下にはこの情報の「スポンサー」企業の名前と、バイアグラの広告へのリンクが掲載されている。
Copyright(C) IDG Japan, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
「食事量は1日1200kcal以下、でも肥満」な人を14日間追跡調査 痩せない理由は……米コロンビア大などの研究
-
2
なぜ酒蔵の許諾なしに? 「VTuberコラボ日本酒」騒動、主催者が経緯説明 仲介者による調整で「準備進んでいると認識」
-
3
かっぱ寿司「配布前のコラボグッズ、フリマで買わないで」 プリキュアコラボ発表日に注意喚起
-
4
本物そっくり“AI生成レシート“が経費精算の脅威に マネフォ「自力で見破るのは難しい」 企業はどう備える?
-
5
「ペンギンを返して」→「3匹全部採用して」 批判殺到のSuica新キャラ、ファンアートが空気を変えた? SNSの声
-
6
「菜の花がおかしい」――イラストレーター制作うたうマラソン大会ポスターに指摘相次ぐ 事務局がAI使用明かす【訂正あり】
-
7
「ランジェリーパープルじゃない」「買おうと思ってたのに」 iPhone 18 Pro/Pro Maxの色に落胆の声
-
8
幻の「ちいかわ」コラボ第3弾皿、捨てちゃうの? くら寿司に聞いてみた
-
9
「iPhone Duo」純正ケース話題、「面白いけど高い」……1万4800円と2万4800円
-
10
松本デジタル相、24.6万件漏えい可能性について説明 「既知の脆弱性を対応前に悪用」
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR