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“お手軽VPNルータ”の実力を探る~バッファロー「WHR2-G54V」&「BHR-4RV」(2/3 ページ)
VPN接続では、“LAN上のパソコンにコンピュータ名でアクセスできない”という基本的な問題がある。一般に言う「名前解決」の問題だ。
Windowsで利用されているコンピュータ名は、LAN内にWINSサーバやDNSサーバがない限り、パソコンが相互にブロードキャストして通知&相互認識している。しかしVPNの場合、ブロードキャストパケットはルーティングされず、LANの外に出て行かないため、相手を認識できない。もちろん、IPアドレスを利用すればVPN接続からLAN内のPCにアクセスできるのだが、ブロードバンドルータを利用してインターネット接続を利用している人の多くは、パソコンのIPアドレスなどDHCP任せだろう。
「WHR-G54V」では、自身のDHCPサーバ機能を利用することで、この問題を擬似的にクリアしている。LAN内のパソコンが「WHR-G54V」のDHCPサーバにIPアドレスのリクエストを出した時、相手のコンピュータ名を記憶しておき、コンピュータ名とIPアドレスの一覧(対応表)を作成。VPN接続時にも、この一覧を利用してコンピュータ名で外部からアクセスできるという仕組みだ。
なお、この機能は「WHR2-G54V」の電源を入れた(もしくは再起動された)後、PCがDHCPサーバにIPアドレスのリクエストを要求しないと機能しない。PCの電源は入れっぱなしが多いという人は、IPアドレスのリリース時間を短めに設定しておくといいだろう。初期設定では48時間なので、最悪丸2日間程度は「WHR2-G54V」がコンピュータ名を認識できない場合があるからだ。
LAN間接続も手軽に
「WHR-G54V」は、PPTPクライアント機能も備えている。これにより、同じくPPTPサーバ機能を持つバッファロー製ルータとの間でルータ間接続、つまりLAN間接続も可能になった。LAN間接続ではより強固な暗号化を行うIPSecに対応するルータを用いることが多く、最近は低価格な製品も登場している。しかしこれらの製品は固定IPアドレスでの運用が前提であったり、設定が難解であったりと手軽さに欠けるのが実情だ。
「WHR-G54V」は、LAN間接続もウィザードを利用して容易に設定できる。もちろんPPTPサーバ側もPPTPクライアント側も固定IPアドレスである必要はなく、PPTPサーバ側ではダイナミックドメインも利用可能だ。
便利なのは、PPTPサーバ側で設定ファイルを書き出すことで、PPTPクライアント側の設定まで半自動化できる点だ。LAN間接続では接続するLAN同士が同じセグメントを利用してはいけないのだが、ウィザードで接続を許可するPPTPクライアントの設定を行うたびに、異なるセグメントを利用するように自動的に設定してくれる。さらにこの設定をファイルとして書き出し、PPTPクライアント側で読み込めば、接続IDやパスワード、さらにLANで利用するIPアドレスの設定まで行ってくれる。
ウィザードを利用した場合、全てのLANのIPアドレスをDHCP任せにするか、DHCPに合わせて手動設定する必要がある。しかし、ここまで簡単にLAN間接続を可能にした製品は初めてではないだろうか。
またLAN間接続の場合でも、前述のIPアドレスとコンピュータ名の一覧を利用できる。参照するアドレスを「buffalo.setup/hosts.html」ではなく、「(接続先のルータのアドレス)/hosts.html」とする必要はあるが、ルータのアドレスは通常固定なので、ブックマークやリンクを作成しておけばいい。
実測でも十分な高速性を発揮したVPN接続
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