News Weekly Access Top10(2004年12月12日-12月18日)
P2Pとコンテンツホルダーの微妙な関係
先週のトップ10には、P2Pファイル交換ソフト関連の記事がランクインした。2位のネットアークの松本直人社長の◆a href=◇記事◆では、P2Pのマーケティングツールとしての可能性を論じている。
P2Pを使ったマーケティングといえば、NTTコミュニケーションズと松竹が始めたコンテンツ無料配信サービス「わざアリ」が思い出される(関連記事参照)。わざアリは、新人女性タレントなどが出演するショートムービーを、P2Pファイル交換ソフトなどで自由に交換してもらい、プロモーションに活用するというもの。視聴時に必ず広告が再生されるようにしたり、ファイルを開く際に有料キーを要求することも可能で、P2Pを使った合法ファイル配信サービスとして注目された。
昨年11月のスタート時は広告なしで配信していたコンテンツだが、現在は広告入りバージョンを配信中。ダウンロード数は「予想をはるかに上回り」(松竹)累計80万を突破した。NTTコムによると、わざアリでコンテンツを配信している企業は松竹以外にも複数あるという。P2Pによるコンテンツ流通は、ビジネスになり始めているようだ。
一方、効率のいいP2Pファイル交換ソフト「BitTorrent」による映画ファイルの交換がハリウッドを悩ませているという記事も先週5位にランクイン。不法流通で痛手を受ける既存コンテンツ業界の姿は変わらない。
松本社長は、検索からコンテンツにたどり着くP2Pファイル交換ソフトでは、有名なコンテンツほど交換されやすくなると考える。P2Pファイル交換は、駆け出しのアイドルやミュージシャンなどのプロモーションにはあまり向いておらず、ハリウッド映画など既に有名なコンテンツのほど流通しやすくなるという訳だ。P2Pユーザーとコンテンツホルダーとのいたちごっこはしばらく続きそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
GMO不正アクセスの犯人サイト、ドメイン停止を確認
-
5
資さんうどん、従業員の退職理由などが外部から閲覧可能に 委託先の勤怠システムに設定不備
-
6
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
10
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR