レビュー
話題のフラッシュメモリiPod「iPod shuffle」をさっそくさわってみた(2/2 ページ)
液晶は搭載されていないが、各ボタンの操作を行うと中央ボタンの上に埋め込まれたLEDが緑色もしくはオレンジ色に発光する。この色と発光のパターンで操作の確認が可能になっており、再生や停止の操作をすると「緑が1回」、ホールドの操作をすると「オレンジが点滅」というように反応する。
転送はiTunes 4.7.1以上で――本体側でもスイッチひとつでシャッフル可能
楽曲の転送にはおなじみのiTunesを利用する。PCのUSBポートに本製品を差し込むと、充電が開始されると共に同期が始まる。
同期はこれまでのiPodと異なり、「オートフィル」機能によるにランダム同期が基本。本製品を差し込むと自動的にiTunesのオートフィルが起動し、ライブラリに収められている曲がランダムに転送される。iPod shuffleの本体には液晶画面がないため、どのような曲を転送したのかはこのときにPC側から確認するしかない。また、ライブラリ内の曲をランダムに転送する以外にも、iTunesの左柱にあるプレイリストを選択して転送することも可能だ。
転送時には「曲をランダムに選択」「オートフィル時にすべての曲を入れ替え」「レートの高い曲の選択頻度を増やす」という3つのオプションを選択することもできる。ランダムではなく、自分で意図したとおりの再生を行いたい場合には、自分でプレイリストを作成後、そのプレイリストを転送元に指定し、「曲をランダムに選択」のチェックを入れずに転送すればいいわけだ。
このように、iPod shuffleで音楽を楽しむ際には、iTunes側でライブラリをシャッフルした状態で転送することになるのだが、これでは、これまでのiPodで「シャッフル」をONにするのと大差ない。そこでポイントになるのが背面のスライドスイッチだ。
スライドスイッチは電源スイッチも兼ねるが、スライドを中央にすると「転送されたプレイリストをそのまま再生」、下にすると「転送されたプレイリストをシャッフルして再生」というように再生方法が切り替わる。
iTunes側でライブラリをシャッフルしたプレイリストを転送、さらに本体側でもシャッフルすることで、ジョブズ氏が製品発表時に述べた「同じ再生を二度としないという新しい体験をもたらしてくれる」という体験を味わえるわけだ。
本製品のフラッシュメモリ容量は上位モデルでも1Gバイトと、大容量化の進むデジタルオーディオプレーヤーのなかでは決して多いとは言えない(下位モデルは512Mバイト)。それに、液晶が搭載されていないので、今どんな曲が流れているのか、ボリュームはどれくらいなのかといった状態をビジュアルで把握することができない。
しかし、本製品では「シャッフル」を前面に押し出すことで、そうしたこれまではデメリットとしてしか捉えられていなかった部分を逆手にとり、あたかも自分のライブラリからDJが曲を選択してくれるような感覚を提供してくれる。この辺りの割り切り方、発想の転換の仕方はさすが同社製品といえるところだ。
日本での価格も512Mバイト版が1万980円、1Gバイト版が1万6980円とかなりお手ごろ。クリスマスプレゼントのシーズンには間に合わなかったが、iPod miniとならんで手軽なデジタルオーディオプレーヤーとして人気を呼びそうだ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
この記事の著者
関連記事
こんなメディアも見られています
ITmedia NEWSに関連する情報をお探しであれば、こちらのメディアもお役に立てるかもしれません。
SpecialPR
本日の新着記事
アクセスランキング
-
1
GMO、ランサム被害にあった顧客に新しいPC提供へ 犯行グループは1人の顧客情報公開か
-
2
NECのルータ「Aterm」、PHP脆弱性の影響なし 設定画面URLの「.php」は無関係
-
3
GMO、不正アクセス実行犯の手がかりに懸賞金 1億5000万円規模
-
4
「楽天トラベル」に不正アクセス 顧客情報最大約260万件など流出か 予約者約3.6万件のクレカ情報も
-
5
GMO、攻撃者の公開情報に「アクセスは絶対に控えて」 悪質な拡散者には法的措置を準備
-
6
Google、プライバシーポリシーに「Gmail」「Googleフォト」のデータを広告に使う例外を追加 回避方法は
-
7
メアドを検索→AIで“その人専用フィッシングメール”を生成する手法、クリック率が約2.7倍に 7000人以上で実験
-
8
So-net、会員情報約259万件が漏えい 一部メールサービスではパスワードも流出
-
9
「自分の個人情報が漏えいした……どうすれば?」 IPAが対処法公開
-
10
GMO不正アクセス、犯人側は「27日に顧客のPC攻撃」予告 GMOが端末回収、ホワイトハッカーが解析中
ITmedia NEWS SNS
インフォメーション
注目情報をチェック
ITmediaNEWSをフォロー
あなたにおすすめの記事PR